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雑記
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明日からはボランティアメンバーで伊豆へ、春に行うキャンプの、下見&温泉ツアーに行くことになっている。明日は用事があり、私は参加できないが、あさってからの参加予定である。珍しく会社で三連休取れたためである(と言うか本来はもとから三連休なのだが・・・)。と言うわけで、ちょっと更新が遅くなってしまうこと必死である。
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そうそう、イサイズじゃらん宿予約サービスからメールが届いていた。新聞ネタにもなっていたが、Webに不具合が発見されて、場合によって希に別のユーザの登録内容が見えてしまうことがあるらしい。謝罪メールが届いていた。しかし、これでサービスが止まっていたわけで、その間の他の予約サービスに流れた人はかなりいただろうに。オレとしてはEZwebにも対応していてくれたので、オレ株は高かったのだが。
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そうそう、
こちらで書いたポッペアの戴冠のオペラ・ネタについて。読売新聞で評論が載ったらしい。あまり良くない書き方だなぁ。どうも出ずっぱりであった、三人の神様への演出が気にくわなかったようである。ニューウェーブオペラで、若手を出しているからこそできたものだと思っている。
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また「愛の神が私のおかげよ、とばかりに出てくるあたりは冗談にしか思えない」と書いている部分も、ちょっとどうかと思う。もともと歴史の史実としては、ポッペアはネロに殺されてしまっているのである。当時は、聴衆はそれを知っていてあのオペラを見る。だから非道徳性なないようにも関わらず、そこには常に「史実とは違う、実際には道徳も必要だ」という、反面教師的に意図が読みとれただろう。しかし現在はどうだろうか? ネロにポッペアが殺されたなんて知っている人はほとんどいない。私もパンフレットで初めて知っただけだ。その不道徳性を、愛の神様のいたずらのように演出するのは、現代の人に対して、非道徳性の反面を出すためは効果的だったと思われる。記者が、ここまで分かって書かれたかどうかは分からないが、私としてはいただけなかった。
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けむし物語
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私が尊敬する友人の一人H君が、最近私の開催しているMLにていろいろと発言をしている。その中で面白い話しがあった。それは、日本語の
濁点についてである。そう、彼は現在某大学にて助教授か講師(ずいぶん違うがご容赦を)をしている、文系の
研究職である。
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彼の話によると、
濁点の文献上の記述は非常に
新しいものであるらしい。昔にもにもあったが、特殊なテキストで、大抵はお経の音読における補助的な記号として書かれたものが中心らしい。今日の「濁点」に類する記号が付されたものは、式亭三馬『浮世風呂』の版本がその最初期のものとのこである。
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だから、それ以前の文章は、
濁点はもちろん、
句読点すらない「ベタ書き」というのが普通の在り方だったらしい。笑えるのは、平安時代には「ん」を表すひらがなが成立していないので、替わりに「む」で表記することがあるらしい。
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だから
「源氏物語」は
「けむし物語」と書かれたりするとのこと。
まったく違う文献に思ってしまうではないか(笑)
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他にも、書かない場合もあるらしく「せうなこ」という表記で「せうなごん=小納言」を表すこともあるらしい。これももとがなんだか分からない。
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改めて過去の文献は難しいなぁと思ってしまう(ちょっと違う意味かもしれないけど)^^;
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ばりさん
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今日仕事の中で感じたこと。
「ばりさん」と言う言葉を知っているだろうか? 結構
携帯電話の業界では有名な言葉である。実は、この言葉を不用意に使ってしまって「何それ?」と聞かれてしまって、業界用語と言うことに気がついてしまった次第である。
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「ばりさん」とは、「ばり3」。つまり、「ばりばり三本」の意味である。これが意味するのは携帯電話のアンテナマークの数のことである。電波がとっても強くて、携帯電話の
アンテナが三本たっていることを意味する。
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使い方は「なんだかさー、山の中行ったらDoCoMoのケータイは圏外なんだけど、auは
バリさんでやんの」とかいう具合に使われる。「なんだかさー、
ばりさんの癖に音声がとぎれるんだよね」とかにも使われるが、これはあまり良くない状況である。
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と言うわけで、いつ一般用語になるだろうか。「ばりさん」。間違えてもゴキブリを殺すバルサンではない(大汗;)
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ポッペアの戴冠・その後
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先日
書いた
ポッペアの戴冠であるが、結構話題になっているらしい。数日前の朝日新聞にも、その評が乗っていたようだ。実はニューウェーブオペラというシリーズの一回目の公演だったようだ。そう言う意味でも、良いスタートを切ったとあった。また、演奏の楽譜がアラン・カーティス版という
日本初演のものだったらしい。それがどういう物かまでは、私は理解できないが・・・^^;;
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本日、私の日記のログを見てみたら「ポッペアの戴冠 感想」という検索キーワードで私のこの日記を探し当てた人がいたようだ。素晴らしい
精度だ。関係者だろうか(笑)それとも・・・。
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ちなみに、この演奏会で購入した冊子に「モンテベルディ」の生存期間が間違えていたらしい。知り合いから教えてもらった。誤植だそうだが、本当でも80歳以上生きているらしい。当時としては恐るべき長寿であっただろう。ちなみに、誤植では180歳弱生きた計算になってしまうらしい(笑)。こういうことは、ライターでもある私も良くやってしまう事だ ^^;
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雑記
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まずは雑記。ふぅ、ここのところ毎日会社が遅くて、AM2時過ぎ帰りである。昨晩は立川のロイヤルホストにAM2時に入って、ステーキ食ってしまった。太る〜、
タスケテ〜(笑)。今朝は遅ればせながら、小柴先生へお祝いの電報を送る。今は、一通から
Web上でカード決済で電報出せるのですねぇ。便利。
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携帯電話ネタで、
手をつないでデータ転送するのは面白いね。そのうち、生体埋め込みコンピュータなんかが発明されたら、SFのサイコの如く、相手と接触した瞬間、相手の情報が瞬時で認識できてしまう世界がやってくるのではないかと思ってしまう。
素晴ら恐ろしい。
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私の
ピアノ曲が某JAのWeb素材として使ってくれるらしい。詳細は、後日公開と言うことで。別件で、ボランティアの企画展で、非JASRAC曲を探しているとのこと。迷い無く私の曲を紹介した(爆)。必要ならばつくりますから〜♪。先日から思うこと、何事もきっかけがないと動けないものです。これって、もしかしてダメダメの前兆かも?
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今週は私への間違い電話が異常に多い。私のまわりには、試験用の携帯電話(ダレにも電話を教えていない)番号が4つほどあるのだが、先日は半日のうち4回も間違い電話がかかってきた。しかも違う人から、別々に。もう特異日としか言えない状況であろう。まぁそう言う日もあるか
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ちなみに、友人の所にも間違い電話がかかってきたらしい。若い女性からだ。「KEN君〜♪ですか?」と電話の相手。友人は無愛想に「えっ?ちがうよ」と言うと「そうですか、すいません」と言って切ったそうだ。ところが!間髪入れず
再度電話。出ると「ね〜♪ほんとはKEN君じゃないの〜」とキタモンダ(爆)。「だーかーら、本当に違うんだって」。この話、オレ的に大笑いしてしまった。
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ノーベル賞
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すごいですねー。こんどは、面識は当然ないのですが
田中耕一さんがノーベル賞を受賞されたとのこと。先日の小柴先生に続いて、ダブルはほんとうに快挙ですね。今度のびっくりは、なんと言っても
「企業」から出たことがスゴイ。世の中の技術者にとっての
夢が、また一つ増えたことになる。単純だが、私もそう元気づけられる。
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それにしても今回スゴイと私が思うのは、かたや、直接工学に貢献しない
「夢系」の小柴先生の素粒子宇宙と、かたや、直接産業に関わる
「実利系」の、
両極端の受賞というところが。とても好対照である。実利だけが特化している訳でもなく、夢だけが特化しているわけでもなく、どちらでも
水準が上がっている事となる。素晴らしいと思う。
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小柴先生のお祝いは、私の身の回りでも大きくなっていて話題沸騰という感じである。私も当然嬉しい。だけど知り合いにノーベル賞がいるから嬉しい、というのとはちょっと違う感じがしていいた。よくよく考えてみると、嬉しいのは
「小柴先生の夢が認められた」と言うことがとても嬉しいのだ。そう、私も子供の時に憧れた星の世界、それで夢見て始めた私的興味(先生失礼!)の研究がごく一部の人ではなくて、一般にも受け入れられて認められた所だ。ある意味、子供の時の思いが小柴先生と重なって、嬉しい気持ちが自分の中にわき起こっているのだと思う。
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小柴先生と話していた頃や、大学院時代のノーベル賞狙っている(と思われる)先生方々に、ノーベル賞についての話は良く聞かされていた。特に、ノーベル賞は結構
「政治色」も強い賞であると。ある人をノーベル賞に推薦すると、そのその人を応援する団体が、色々と審査関係に働きかけるらしい。過去の受賞者(重めの粒子検出の海外研究者)の中でも色々な手を使う人もいるらしい。審査官が研究所に訪れたときには、今回の研究成果がどれほどスゴイ物かを、研究所の廊下に写真を並び立て、
アピールをしまくったらしい。悪い言い方だとその結果、受賞できたという話しもある。
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ノーベル賞は、毎回ノミネートがある。しかし、それで本当に受賞される人は一部である。田中さんについては分からないが、ノミネートは本人には来ていただろうし、田中さんを推す団体もあったと思われる。なので全然知らない・・・と言うことは無かっただろう。とは言っても、受賞自体は突然言われるわけで、ホントに驚いたに違いないと思う。心からお祝い申し上げたい。
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ちなみに、小柴先生は私が大学学部時代の指導教官であった。大学院(修士課程時代)には、別の大学の研究室でクォーク検出の実験に関わっていた。こちらの研究室の在籍時代では、最後のクォークとされていた
「トップクォーク」の発見を行った。発見というか、証拠を見つけた、統計的に確からしさを実証した、と言う方が正確か。これも当時はノーベル賞ものともてはやされたが、実際はどうなのだろう。また何十年後かに、クォーク関係でのノーベル賞が出るのかも知れない。
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ちなみに、クォークの発表を行ったときの
国際会議は、日本で行った。スタッフはもちろん学生も含む。その時の様子は、科学雑誌のサイエンスなどにも掲載された。そして私は何をしていたかというと・・・会場係で、休憩時間に出す、
珈琲とドーナツの用意係である(笑)。前日にミスドへ行ってドーナツ買い出しを行い、当日朝5時30分に会場に入って、珈琲を沸かし始めていた(笑)。でもって究明時間は
「ドーナアッ、プリィーズ」と叫んでいたものだった。これでの楽しかったのは、残ったドーナツを死ぬほど食えたことだ。
甘党の私だけに(笑)
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おめでとう先生・ノーベル賞
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おおぉぉぉぉぉぉ!!! ブラボー
小柴先生。先ほど入ったニュースによると大学学部時代に私が入っていた研究室の教授「小柴昌俊先生」が、なんと
ノーベル賞を
受賞されたとのこと。
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今研究室時代の友人やら、色々なところからメールが飛び回っていて大変なことになっている。どうやら
本当の
ことらしい。すご〜。
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私は東大ぢゃない(笑)べつん時の学生であるが。カミオカの地下ニュートリノ実験施設にも行ったし、懐かしかった。当時は、インターネット創生期でもあったのだが、この研究室だけはSUN4-S2があり、当時から専用線接続していたため、入ったという経緯もあった(笑)。もちろん、星が好きで物理学をしていた私は、天文(素粒子物理学)実験系を専攻していた。そう言えば、昨年、新カミオカンデの測定装置が壊れたことも記憶に新しい。その際には研究室の助教授に連絡を取って、色々と状況を聞いていたモノである。今年の大学の学園祭には、研究室に足を運んでみようっと
[♪]
実は当時から小柴先生は、
毎年ノーベル賞に
ノミネートされていた。しかし、授賞のたびに外されるので、冗談交じりに
「死ぬまでに取れるかナー、寿命との勝負だ」と語っていたものだ。それが、このたび受賞されておめでたい限りだ。以前に、
受勲されたこともあって新宿で研究室OBで祝賀会を開いたこともあったが、今回はもっとすごいぞ。
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研究室ネタとしては、
ここの日記で、ニュートリノ振動が発見された前後の時に書いたのがある。その後私は院に進んで、でもって学術の世界を挫折していきさつも ^^; (私は今だから言うぞ、こんな活躍できている素粒子物理学に予算を削減するなんて、ナットクいかなーーーーーーーい)
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最後の学生
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考えてみたら、小柴先生が
退官される年に我々は卒業した。つまり、先生の学生へ教える最後の授業を私たちが受講して終わった。
最後の学生である。実は先生はブルーバックスの「ニュ−トリノ天文学の誕生」という著書もある。ここに書いてあったのが、先生の若かりし頃、初めて教壇に立った時の初めに言った言葉は「黒板の右と左の外の壁に○を書いて、素粒子と宇宙はこんなに違うもので、それを我々はくっつける講義を行う」と言って始めたそうだ。
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先生の最後の講義、少し時間が余ってしまって、先生から私たちに説明を聞いてくれた。そこで私は「先生はどれだけこの距離が縮まったと思いますか? カミオカンデで一番大変だったことは?」などを質問すると、ほほえんで、その
多くを話してくれたのが、一番印象的である。下井草のお宅に、年始の挨拶を菓子折をもって訪れた際にも、色々とお酒を振る舞ってくれたのも懐かしい限りである。
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先生に教わったことは数多い。研究室自体に毎週行われる、教授室での英文輪講は、ドキドキする授業の一つでもあった。あまりにも英文が読めなかったときなどは、しびれ切らして怒られてしまう。しかし、大学で聞くところだと、先生の昔はオニのように怖かったらしい。平気で怒鳴り散らしていたらしい。しかし、私が受けていたときには、優しい先生であった。
[♪]
先生に教わって印象的だったのが、ニッチから攻めつつも、それは理論に基づいたものであり、それを突き通すことで必ず成果が出るというものである。某阪大の先生は、それをゲリラ戦法(笑)と言っていたが。量でオセオセよりも、精鋭で針のようにポイントをついて、全てを覆していくような頭脳勝負、これを私たちに植え付けてくれたのだ。
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常日頃「我々は
税金で研究所を建てさせてもらい、食っている。それに見合っただけの
見返りができているのか」と叱咤してくれていた。だけど今ならば確実に言えるだろう。
「十分です先生」
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原稿依頼
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先々週に締め切りがあった某社のTCP/IP
原稿の締め切り。結局は予定枚数の文字数で書いたつもりが、図表が膨大に作成してしまった関係で、
二回に分割となってしまった。編集部には迷惑かけてしまった次第である。こちらの雑誌は
10/18日に店頭で並ぶらしい。久しぶりの特集執筆であるのでとても楽しみである。
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さて、その第二回目原稿の依頼が来た。前回提出分に対して、色々と修正と追加をかけるというもの。正直ラクである。しかし締め切りが来週末に設定されているので、油断は禁物。即作業にかからねば。
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しかし、今回編集部はビックリしただろうナァ。原稿のレイアウトを組み直したら全然入らないどころか、倍の組み数になってしまう勢いだったのだろうから。赤入れた原稿の校正を持って、
台風の夜に編集部へ伺ったのが10/1の事である。FAXでも送付していたが、実際には話ながら作業した方が、すこぶる効率がいいためだ。
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その時にも担当の人は・・・編集部に
泊まり込みとのこと。こんな状態でライターさんから
肝潰れるような原稿がでてきてはかなわないだろうナァ、と思うコトしきり。もちろん自分が犯人なので、
詠嘆している場合ではないのだが。私は編集人だけはできないと思ってしまう。
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ピアノページの更新
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久しぶりにガラでもなく(笑)ホームページの更新を行った。
わたしのぴあのページである。先日の結婚式のピアノ演奏会項目追加と、
「月刊ピアノ」の公式リンクサイトとして認めてもらったので、その相互リンクのバナーをつけるためだ
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それと・・・設営している掲示板が荒れていたのにメンテナンスを一切していなかった。不快な宣伝書き込み等を削除した。実は、こちらのページを訪れてくれた、某Mさんからの進言メールを頂いてしまい、反省してしまった次第である。アクション起こさせてくれてありがとうです。
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オペラ鑑賞・ポッペアの戴冠
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忙しくて日記に書けなかったが、先週末の土曜日10/5は、東京都王子の「ほくとピア」にて、オペラを見てきた。二期会が行った
「ポッペアの戴冠」である。バロック時代のオペラはとても珍しい。もちろん私も初めて観るオペラである。
芸術の秋にはぴったりの演目である。
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会場は
満席である。日本でもこなんにオペラに人気があるのかと思うほどである。出演者は二期会であるから、日本人のみ。それでもこれだけ詰めかけるのかと驚いていた。そして驚いたのが舞台。舞台の上に舞台を作り、それが手前に下るような斜面となっている演出だ。歌い手さん達は、躓いたら舞台の下まで
転げ落ちてしまいそうだ。
[♪]
そして、舞台の前はオケ(オーケストラ)のピット(演奏場所)が用意されている。思わずそこをのぞき込んでみるが・・・見たこともない
古楽器がいっぱい並んでいる。私が分かるのは、チェンバロとリュートくらいなものだろうか。
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さぁ、幕が開けてオペラが始まる。古楽器の演奏だし、バロックだし・・・結構退屈してしまうかな、という私の思いとは
裏腹に、食いつくように魅入ってしまった。まず、内容は結構、
えっちぃ〜の(笑)。というか、ストーリー自体がそうなのだろうが、演出も結構(露出は少ないものの)
過激である。いや、普通のオペラからすれば、ぬきんでて過激というわけではないが、
バロックものと思っていただけに、ちょっと吃驚。そもそも、ポッペアとは
ジャガイモのことである。これは、西洋では女性の乳房を意味するものらしい。聞いてみるとナルホドだが、知らないとビックリである。
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しかし、それが
お色気っぽく見えないのは、きっと演出の良さと立ち回りの機敏さと、そして、なにより、堂々としつつ格調高い
演奏を完璧にこなす、バッハコレギウムの皆さん達の演奏のおかげであろう。そのバランスは絶妙であり、歌い手さんの声もより引き立っていた。
[♪]
そして、お昼寝のシーンにて、二人のチェンバリストが掛け合いで引き比べをするシーンがある。これがチェンバロ二台なのだが、
スゴイ迫力。そして、あるタイミングで、同時に両方のチェンバロで奏でられ、その後古楽器が一気に演奏をかぶせてくる所など、大感動ものであった。
演奏ブラボー。
[♪]
今回の、歌い手さんのなかで上手い人がいっぱいいた。後から知り合いに聞いたのだが、今回主人公のポッペア役をしていた菊池美奈という人は、かなりの人気がある人らしい。この人の
HPはこちらである。チケット販売しているところが「チケットみな」となっているのが笑えた。印象に残った歌い手さんは、愛の神、ドゥルジッラ、ポッペアの乳母。みなさん印象に残った。
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公演後の演出家と話しをする
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[♪]
さて、演奏が終わって人と待ち合わせをするため、会場前にあったPRONTOに行く。そこで、30分ほど時間を潰すために、パスタを頼む。食べていると、自分の目の前を見たことがある人が横切った。なんと、
今日のオペラ演出をしていた
演出家の西澤先生だった。気がついたら、そのまわりは、どうも本日の公演の関係者だらけだったようだ(笑)。そりゃうか、3時間半くらいの演目で、終わったのが夜遅いから、どこもお店が開いていないわけだから。
[♪]
待ち合わせの人が来た。二期会関係者だから、西澤先生を見つけ挨拶している。思わず私も挨拶、というのも、実は前回埼玉公園の時には、珈琲をごちそうになっていたりする。西澤先生も覚えていてくれたようで、いろいろと話が弾んだ。そこで、今日の演出の色々な話しを聞くことができた。
[♪]
オペラが終わってから、その演出をした人から色々と話しを聞いて話しができるなんて、
なんて贅沢なんだと思ってしまう。
感動ものである。バッハコレギウムの演奏の話し、内容がきわどかった話し(笑)、大道具のセットについての話し。ネタはつきない。
[♪]
演出の話で面白かったのは、舞台が手前に下るようにしていたのは、歌い手さんの声が、前方に聞こえやすくするように、
反響板の役割をしているそうである。ほくとピアさくらホールは音が響きにくいそうだが、これをする事で、立ち回りで無理な格好の歌い手さんでも、声が通るという工夫である。それと、後方の煉瓦状の壁は、曲面にしてあり、これもまた、前方に音が響きやすい効果を出しているらしい。助手さんも平良さんも説明してくれた。すごい。
[♪]
私はきっと日本のオペラの歴史の中で、大きく一ページに残るオペラだと思う。ちなみに、翌日の公演も、評判を聞いた人たちがいっぱい詰めかけたらしい。初日の素晴らしいオペラを鑑賞できて、とっても
ラッキーであった。