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だから言ったのに。
ずっと。
聞こえないふりをしたり、聞いても真に受けなかったり流したり
大袈裟な話だと思っていたのかもしれない。
反対されることに悲しかったのかもしれない。
全てはただの嫉妬にしか見えなかったのかもしれない。
だけど私の物事への思慮と洞察。
彼女に対する感心と観察からすれば
私の危惧は当然だった。
もう二度と
誰にも触れさせない。
あんな思いはもうしなくない、しなくていい。
そう思っていたのになぁ。
アレよりはるかにいいし、
アレとは違うんだけどさ。。
他人に
自分の大切な大事なきれいな宝物を
汚された気分だ。
あぁ、そうか。
家に入れたくない人がいたり、自分の触られたくないモノや人がいたり、自分の服を貸したくなかったり
そういうの全部
自分の大事なモノ、空間、人
汚される、侵されるのが
たまらなくイヤなんだ。
若くなくても大人でもかわいそうだったり悲しかったりは同じなんだよ。
何故若いほうだけかわいくて、かわいそうで、仕方ないになるのさ。
私を悲しませるな。
私を笑わせてくれ。
頼むから私の大切な宝物を汚さないでくれ。