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とおめがね


日記鯖システム管理者からのお知らせ

  • HTTPSに対応し、http://ds.sen-nin-do.nethttps://ds.sen-nin-do.net のどちらでも日記鯖にアクセスできるようになりました。 なお、当面はHTTPとHTTPSのどちらも利用可能としますが、将来的には http://ds.sen-nin-do.net へのアクセスは https://ds.sen-nin-do.net へ転送する予定です。
  • 都合により日記鯖のURLが http://ds.wa-mo.to/ から http://ds.sen-nin-do.net/ に変更となりました。 突然で申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。(2019/01/27)
  • 日記鯖の仕様変更、不具合対応等については、こちらの記事もご覧ください。

2008/08/15(金) 今日から夏コミです


新刊の方はできました。「システム企画・設計・開発・運用の鉄則のほん」です。おそらく頒布価格100円。
2日目(土曜日 西り-12b)でまったりお待ちしております。


 昨今の事件に鑑み、コミックマーケット準備会からの緊急のお知らせが出ております。おそらくうちのブースに来られる方は古強者(英:veteran)でありましょうから大丈夫でしょうが。
 とりあえず、
・有楽町線豊洲駅、新木場駅、りんかい線国際展示場駅などで走らない。
 コミケ会場内で走らないのは当然でありますが、これら駅で走りだして駅員に注意される馬鹿を当方は目撃したことがあります。公共交通機関の駅というのは当然イベント慣れしていない一般人も利用しますので事故耐性が低いのです。(先のワンフェス時に怪我人があの程度で済んだのは事故耐性のついたVeteran達が半ば将棋倒し状態のエスカレーター下から人を引っこ抜いたという行動にあると言えましょう)
 特に、有楽町線豊洲駅は、近年ららぽーと豊洲およびキッザニアという子供向け施設ができたために親子連れが多く訪れます。彼らに効率的な集団行動や危機予測などは無理です。で、あるからこそVeteranたる我々には彼らを危険から守り、彼らが何気なく起こす行動によって引き起こされる危険から自らを守るという行動・判断が求められます。
 コミケにはこれら公共交通機関の協力が欠かせません。乗客数が多くなるのは仕方ありませんが、あまり駅係員の方の手を煩わせないようにするべきでしょう。
 家から出た瞬間から家に帰るまでが運動会コミケです。
・待機列でスタッフが告知事項を話しはじめたら私語を慎む。
 まあ、待機列では過度に騒がないのは当然のことではありますが、待機中にコミケスタッフが情報を告知する場合があります。その場合は、すみやかに私語をやめスタッフの告知に傾注すべきです。
 スタッフからの告知事項を速やかに場の人間が共有する事は、これだけの大人数での集団行動をスムーズに執り行うためには必須事項と言えましょう。
 スタッフからの情報伝達手段がその場での声による告知しか望めない以上、その情報が速やかに待機列全体に伝わるべく行動するのは効率的なコミケ運営には欠かせません。
 携帯電話、無線機の使用の際も特に大声を張り上げる必要はありません。最近の通信機器は優秀です(笑)。どうせならイヤホンマイクやヘッドセットの使用を推奨します。
・リュックサック使用時の注意
 リュックサックは確かに便利な道具でありますが、体と一体化するという特徴故に装着者の身体感覚とのズレを生じることがあります。つまり、リュックサックの容積分あなたの体のサイズは大きくなるのです。
 リュックサック使用時は常に「リュックサック分の増加容積」を行動時に意識しましょう。大きな車に乗ったときに車両感覚を拡大せねばならないのと同じです。リュックサックには痛覚も触覚もありませんが、それをぶつけられる人間には痛覚が存在するのです。
 このリュックサックで容積が拡大しているのにそれを考えないで行動することを、私は横光利一の「蝿」(青空文庫)にでてくる馬状態と呼称しております。そう、馬には胴と、引いている馬車の車体の幅とを考えることは出来ないのです。(そんなに馬は馬鹿ではないとは思うのだが)
 要は増加容積部分が自分の視覚外に消えることによる身体感覚のズレこそが原因なので、手提げや肩掛けタイプの袋の使用を推奨します。人間は見えていればそれなりに制御できるものです。

●ネタにマジレス
 「コミケ会場にいる人が全員いなくなったら日本って少しはマシになるかも」
 全く思わない。むしろ上澄み部分を失うことでの被害の方が大きい。
 同人ソフト島に限っても、あの島に居る人間(サークル・一般参加者両方)が全員居なくなったら日本のIT業界にとっては大損失。「今、この場で事故とか起こってみんな死んじゃったら、明日からとんでもないことになるぞ」というのは同ソ島でのよくある笑い話。
 創作部門とかにいるコンテンツ作成者および予備軍を失うことは、コンテンツ業界にとって非常に大きな損失。
 あと、オタク内でも「数十万人が集まる状況で秩序だった行動ができる自制心や忍耐力や状況判断力を持った人間」が30万人も消えれば、それだけDQN比率が高まるということを意味します。つまり「マスコミ的にオタクと称されるもの」のDQN比率が非常に上がることでしょう。悪貨は良貨を駆逐します。

2008/08/16(土) ●今コミケ74からの運用規程追加についてのお知らせ(スタッフ確認済:準備会未確認)

●今コミケ74からの運用規程追加についてお知らせ(スタッフ確認済:準備会未確認)
 今回、スタッフへの直接確認によりコミケットカタログに明記されていない運用ルール(スタッフ判断)でわれわれが普通に抵触しそうなものが確認されたので、参加者各位への情報共有を図る上で有益かつ、当該スタッフ(仮に公共担当のK氏とする。当然名前は控えてある。必要性が生じれば実名を公開する)からも公開について快諾していただいたのでここに公開する。
 なお確認は口頭で当該スタッフに対して行い、質問の際にはこちらのサークル参加証を提示して記録してもらっているので準備会における事態のトラッキングも万全である。

 なお、当方はこの件がスタッフ間の見解の相違である可能性も否定しない。よって、準備会に対してはなんらかの形で公式(できればスタッフ間における統一)見解を確認するが、明日はコミケ3日目であり準備会に多大な負荷がかかる日であるし、現時点において確認の緊急性は薄いため、とりあえず3日目が終了するまでは準備会全体の見解を確認するのは控える。これを読んだ方も準備会への問い合わせは控えて頂きたい。(ただし、当該スタッフの発言をあの場で聞いた者にはその権利が十分にあるとは考えるが)

 しかし、現時点においては、コミケットのルールの禁止事項「(11)その他、コミックマーケット準備会スタッフ、警備員、消防署、警察署の指示に従わない行為」の「コミックマーケット準備会スタッフの指示」に該当するものであるから参加者は従う必要性がある。

    運用規程

  • ビッグサイト建物内共用部分、建物外で敷地内の共用部分にある机と椅子は飲食を行うためだけに存在し、それ以外の利用は禁止する。かばん等の荷物をおいてはならない。また、机の上に荷物や同人誌を置いての休憩も禁止する。
    #つまりテナントであるレストラン内等は除外されるようだが、そもそもそういうところで受け渡しすんなよ(笑)

  • いわゆるグループ買い等によって分担して買った同人誌などの受け渡しおよび受け渡しに伴う金品の受け渡しをビッグサイト敷地内(建物外を含む)で行うことは禁止する。
 なお、当該コミケスタッフに根拠について質問したところ、根拠は「東京ビッグサイトのルールによる」そうであり、カタログにも小さく書いてあるとのことであるが、当方の探し方が良くないのかコミックマーケットカタログ74 諸注意ページ(PDF)にも、当方が持っているサークル参加用の注意事項にも、CD-ROMカタログにも東京ビッグサイトのサイトにも記載されていないので、発見した方がいれば教えていただきたい。ビッグサイトのどこかにはそれを明記した看板があるのだそうだが当方では確認していない。
 もしかすると、東京都迷惑防止条例や民法、商法等に上記行為が違反として抵触する事項が存在する可能性がある。
#分担して買ってきてもらった同人誌等を受理し、その対価として頒布価格を渡す行為(いわゆる世間一般で「お遣い」という言葉で認識されている行為)がダフ行為などに絶対ならないとは言えないし、出展者以外による同人誌の頒布に相当するのではないかという疑念は完全に払拭できない。当方は有効な司法判断を行える権限はないため、その判断および執行が合法的に可能な人物(ex. 警察官、検察官、弁護士、裁判官)の判断如何によっては問題を生じるのは事実である。
 なお、当運用規程を実際に運用しているのは当該スタッフのK氏のみであり、当運用規程が施行されている区域もK氏の担当区域のみであると当方では確認しているが、その区域外では別の運用ルールが存在する可能性も否定しないし運用ルールが所によってバラバラであったところで「問題ではない」と言われれば終わりの話であることを理解されたい。だって、ぶっちゃけコミケってスタッフが「コミケスタッフKが命じる。お前達は、死ね!」って言っても根拠あるわけだし(苦笑)。

2008/08/17(日)

●よくある質問
 昨日のコミケスタッフからの連絡事項についてよくある質問をまとめておく。

Q.運用規定には賛成なの反対なの?
 どちらでもない。当該運用規定が正しいなら、それなりの戦略を立てて参加するか、現実的な対応ができないと判断すれば参加を取やめるというのも一つの選択肢だ。
とりあえず当該運用規定が徹底されれば、食事をする環境は非常によくなるであろうから積極的に食事をとれる。これはよいことだ。

Q.結局、どうしたいの?
 今回の参加者増による人溜まりの問題が非常に深刻でったという理解から、次回あたりまでにコミケ中の小休止の場所を確定してスムーズな会場内交通を考えねばならない。理想的には東1ー3と4ー6の屋外、西1・2の屋外の人通りがない所をくぎって小休止や荷物の整理をしたいところ。屋内ではキャパシティの問題が深刻だから。(そもそもガレリア内とかは論外)
 今回は有料休憩所とレストランをアナウンスで案内していたが、どちらもキャパシティ不足であるし、前者は今回エレベーターしか到達方がない問題。後者は目的外使用の懸念があって迷惑だろう。
 あと、当該スタッフは屋外共用スペースで休んでいる参加者(立入禁止区域ではないし明らかに交通導線外)を散らしていたのも確認しているので、そうなるといよいよもって参加者には厳しい環境となろう。サークル参加すればスペースあるけどね。

Q.大丈夫?死刑にならない? 死刑に?((C)長嶋茂雄)
 こっちのサークル参加証提示して質問しているから、次回のサークル参加はないかも。
 それはこのせいかもしれないし、抽選漏れかもしれないし、書類不備かもしれないし、その他いろいろな理由かもしれない。なんたって、生殺与奪の権利はあちらにあるもんで。

2008/08/18(月) コミケ74 お疲れ様でした


 コミケ74お疲れ様でした。今年は1・2日目は猛暑で全体的にかなりやられた感じですが、3日目は夏にしては快適な気温で皆さん楽しめたのではないでしょうか。
 とりあえず、今回気がついたことなどを。

・気温だけはどうしようもない
 気温が高くなると人間に与える影響はもう参加者個人とか準備会とかでなんとかできるレベルを超えます。人間、あまりに暑いと思考、運動、あらゆる性能に問題が生じてしまうのです。
 1・2日目で結構深刻な渋滞が会場内にできたのは、実は気温のせいだったのではないかと思っています。
 そういう中で参加者としての行動は全体としてはおおむね良好なレベルを維持していたのだと思います。大きな騒ぎも起きなかったようですし。さすが訓練されたオタクは違う。ただ、それでもさすがに途中で休まざるを得ず、準備会側から再三座り込みの問題が指摘されてたとは思いますが、人間は機械ではないのでしょうがない。(次項に続く)
(以下書きかけ)
・一時休憩する場所の選択
・カート問題
・ルールを継承するために

2008/08/19(火) コミケでやってた署名活動


 「創作物の規制/単純所持規制に反対する請願署名市民有志」。コミケで署名受付していたんだが「未成年も外国人もOK」と書いてあったのにドン引きした。

 まあ、基本的にこのネタについては前に日本ユニセフ協会のアレを批判したように規制には反対で、現行法で十分取り締まれるだろ?とは思うのだが。

 そもそも請願署名には「こういうのに賛同(もしくは反対)する人がこれだけいますよ」と知らせるためのもので、どれだけ数が集まろうとも受け取った官公庁がそれに絶対に従わねばならぬという根拠は一切ない(「誠実に処理しなければならない」(請願法第5条)とはなっているが、それを一発却下しても別にいい(後の選挙でその報いが来るかもしれないが))という程度のものでしかないからどうでもいいのかもしれないが。
 確かに請願権は未成年・外国人・法人も主体となれるということなんだけど(「何人も」の解釈か?)、未成年や外国人の署名が本当に国会議員に対して(法的ではない)意味を持つと思う? どうせ署名を受け取った相手はそこに書かれているのが未成年だとは気づかないだろうからいいのか。でも、未成年を政治活動に巻き込む事に私は反対だからなぁ。未成年の自発的意思っていうのをこういうときだけ信じたり、あてにするってのは大人として汚い気がする。

 結局はどれだけ一般世間的にネームバリューが有る人が賛同人に入っているかだけが実質的な勝負の分かれ目だから、里中満智子先生と新谷かおる先生と宮台真司が入った時点で国会議員や役人相手には勝負できるんじゃないのかな。一般人の目から見て、ロクなバックボーンももたぬ市井の人間である私と、その名を知らなければ大人としてどうかというレベルの漫画界の重鎮であらせられる里中先生のどちらの言葉が社会的に説得力があるのかなど考えるまでもないだろう。そう、言葉の重みは平等ではないのだ。
 だから、私のような木っ端オタがやるべき事というのは、この署名に一人分を追加する事と、社会的影響力のでかそうな人にこの運動を知らせてできれば賛同人になってもらうという事なのかもしれない。
 ただ、この賛同人になるってのは当人にとってリスクもでかいだろうってことは、賛同人の名簿を見ればわかる気がする。リスクがなかったら、もっとコミック・ゲーム・アニメ界の人間が名を連ねてたってよさそうなもんだから。あの中古書店問題の時にどれだけのマンガ家が名を連ねていたことか。

 まあ、単純所持を違法とするような馬鹿な法律を通すようなら、賛成した議員の自宅にチャイルドポルノを送りつけ(電子的・物理的どちらも考えられる)て警察に通報、そのままお縄について頂くぐらいのことは覚悟してもらわないといけないかもなぁ。