「オペラを見に行ったの!」
へえ、タイトルはなあに?
「仮面舞踏会!」
黒子の頭の中には少年隊のアレが流れる。
「黒子ちがうよそれ^^;」
そ、そうですか。では解説お願いします。
「おーけー。まかせて〜。」
以下カトレア解説「仮面舞踏会」です。
「一言で言うと不倫よ。不倫でズキューン、殺されるの。」
物騒なお話ですねえ。
「そうね。だってあれよ、やってないんだよ、気持ちの浮気だけでなんだよ!」
あらどろどろはしてないのね。
「してな〜い。てか一人ちょっとあなた〜?って人が暴走みたいな」
ほうほう。
「あらすじは王様じゃないんだけど偉い人が仮面舞踏会を超楽しみにしてるのね、部下の妻に会えるから。るんるんで。」
会えるだけでるんるんとはおめでたいオッサンですね。
「そうね、楽しみだなあ♪って歌ってたよオペラだから。
で、いつからかは知らないけど二人は顔見知りで、妻の方も夫の上司に気持ちがいってるのよ」
ああそう、そいつはまた良かったね、両思いかい。
「うん、でもあんまりにも自分が夫の上司に惹かれてるのにヤバイと思った妻は占い師に相談に行くんだよ。
そしたら夜死刑場に咲いてる花を摘んで来い、オマエがちゃんと行けよって言われるんだよ」
えーと、夜中に死刑場?物騒な。
咲いてる花は摘んでからどうするの?押し花かな。
「えーと・・・私は煎じて飲むのかと思ってたわ。
そういや指示はなかったっぽい。
で、夜中に摘みに行ったらなーぜかそこに上司がたまたま来ちゃうんだよ。
やあ、こんなところで会うなんて〜てかんじで」
なんでそんなところにオッサンも来るかねえ^^;
「ねえ。で、そこにいきなり上司の命を狙う野党が来るのね。
で、部下も上司を助けに来るわけ。」
いきなり水戸黄門のクライマックス殺陣シーンですね。
「そしたら一番その場で弱いのは奥さんじゃん、
とっとと逃げてと思っても追っかけられて刺されちゃ意味ないじゃん。
で、上司は部下に頼むわけ。
『この人の顔を見ない様にして市街地まで送って差し上げて』って。」
なんでまた部下に・・・人員不足か。
「でも結局顔を見ちゃうんだよ。そしたら自分の奥さんじゃん。
なんでオマエー!?で速攻家で修羅場なんだよ」
まあ、そうだろうな^^;
「でこの部下が超怒って『あの上司は裏切った、殺す。お前も俺を裏切った、罪を償ってもらう』」
えーと、離婚とかですか?
「ううん、妻にも殺すって言ってた。」
(゜▽゜;)殺人アリの社会情勢だったんでしょうかねえ。
てか償いが死って・・・ただ裏切られて憤慨してるだけじゃん。
「で今すぐー、て感じだったんだけどせめて子供にお別れを言わせてって妻に懇願されてその場で妻殺しは止めるんだよ。」
^^;そこでサクっといったらすぐに上司の所にも行ってサクっといきそうだもんね。
ってそれじゃ話終わっちゃうじゃん!仮面舞踏会はどこで絡むのねえ!?
「あ、ぼちぼちだよ。そうやってもめてるところに
パーティー明日だよー、よろしくねえ、ってお知らせが来るの。」
あーあーあー、パーティーなんか楽しめる状況なんでしょうか特に部下の方。
「楽しめそうだよ、いきなり野党とタッグ組んだから。」
おーい。お前の仕事上司を守ることじゃないのかあ。
「で、誰が上司をサクッと行くかで話し合うけどまとまらないんだよ。
皆恨みがあって、俺がやる俺がやるで。
で、くじ引きすることになったのね。」
いきなりほのぼのだな。
「それがねえ、部下は自分の妻にお前がくじ引けって言うわけ。」
巻き込むのか、ていうか計画バレバレでもいいのか。
「で、部下がサクっていくことになって仮面舞踏会当日なわけ。」
で、仮装って仮面つけてるの?
「うーんそれが仮面はつけてるんだけど、
みんな頭がピンピン尖ってマント被っておんなじ格好して
団体で同じように踊る感じで誰が誰だかわかんないの。」
部下困りましたね。
「そう困るの、どこよ上司って。」
で、上司はのほほんと踊ってるのね。
「うん、かなりのんき。妻が殺されるわ逃げてって歌っても
『だいじょ〜ぶだよ、そんなことする人居ないよ〜♪』
ってとりあわないのよ。」
上司、自分が何かとやらかしてるのにお気づきでない。
「うん。で、部下が上司を見つけてバキューン。」
ん!?銃があるような近代の話かい!?
「うん、尖った頭の衣装も『近代的』だって解説もらった。」
( ̄△ ̄;)私古典的な仮面の方が好みだなあ。
「で、息絶えるまで上司は歌うわけ。
『僕は君を許そう、なんか色々ごめんね〜、
でも誤解しないでやってないよ〜、
だから妻ちゃんのことは怒んないで〜』」
^^;殺す前に話し合いましょう、部下。
で、最後どうなるの?
「部下が『俺はなんてことをしちまったんだ!!』て嘆いておしまい。」
(*_*)・・・・・・・・・え?
じゃあ部下ウッキー上司バキューン終了!?
「そうなるね・・・。」
私たちはそのあと少年隊の仮面舞踏会の歌詞を思い出しては口ずさんでみた。
もしかしたらこの古典オペラになぞった歌詞なのかなあと思って。
・・・全然違うとわかった。
オペラの方は↑このとおりだけど
少年隊の方は平たく言うと「やらないか」だもんね。
全然接点ねえや。
カトレアちゃんの話を聞いていると
オペラって楽しそうねと思うのでした。
その調子で今度歌舞伎見てきて感想教えてほしいな。
あと、能。