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腹の中のうずく傷。
暗闇の中に立つ、唐突に話と関係ない自己哀を語り出した母親の半べその姿。
なんとか傷つけてやろう、負かしてやろうと躍起になり支離滅裂に叫び続ける元だんな。
自分から質問しておいて、問いかけや答えを遮って自分の主張を言い張り、聞きなよ。と言ったら、お前の言いたい事はわかってる。だから俺の言う事を聞け。
聞く気がないじゃんと言ったら逆切れして怒鳴る父親。
この何を話しても歯車が合わず、違う違う違うと叫び出したくなる感じ。
ああそうね。
確かに私を痛めつけるにはもっとも効果的な方法だわ。
心が、言葉が、伝わらない 通じない、この違う違うは私の中にズンと残る。
初めは、相手がおかしいと思う。
なんでこう言ってるだけなのにそのまんま取らないんだ。
なんでそんなこと言ってないのに、そんな事言いだすんだ。
だってこーでしょ、あーでしょ、じゃあ…
頭の中でずっとぐるぐる会話が続く
何を言われたか、何をそれたかより、言葉が心が、伝わらない事にたぶん私は弱い。
もっと自虐的に言えば、自分の思った通りにならないのが気に入らないだけ。でしょう。
そしてそのあとは、
そもそもどうしてそんな人が周りにウロウロいるんだ?
いや、おかしいのは私の方なのか?
ずーん
暴れ出し破壊大魔神になりたくなるような衝動と、
何もかもに疲れたような一気に年を取ってしまったような感
そんな時は、負の連鎖を止めるべく、暴れ出さずに楽しい事を探し
笑う
イヤな時、笑えない時ほどデレシシでアゲアゲですよ。
つい先日、そんな思いにかられた時
もの凄くしみじみと彼女がいて良かった。
と思った。
私に対して気に入らないところもあるだろう。
喧嘩もする。
でも、私を必要だと言ってくれる。
傍にいてくれる。
彼女の存在が、物凄く大きい。
私には彼女が必要で、今自分が生きていることの理由そのものと言っていい。
そんな彼女に私は何がしてあげられるだろう。
もっともっと楽しませて喜ばせてあげたい。
いつもいつも想う。