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ちょっと家に増えた、この前から古本屋で買った本の冊数を見ているとなんとなくそう思ったりして。まだ少ないか。
・とか言って今日も行ってしまう知恩院の古本市。一冊50円は魅力的だよなと言いつつ10冊も買うなよ。あ、魔法の国ザンス。
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夕方、秋津とだらだらと自宅で駄弁っていたら、たまたまつけていたテレビで「亀の大手術!」とかいうものが。なんでも亀の内臓に砂がたまって危険な状態なので、甲羅を外して内臓を切開し、砂を取り除こうというもの。
・亀の甲羅を電動ノコギリ(つっても大工用具のあれじゃなくて、ちゃんとした専用のものらしい)で切り、甲羅にくっついている筋肉を丁寧にはがして甲羅(の一部)を取り除く。メスで肉を切って内臓を取りだし、内臓も切って砂を取り出す。要するに、私と秋津氏の興味は、あの切った甲羅をどうやって元に戻すのかって所であって。
私「やっぱり、そういう特殊な接着剤とかあるんだろうな」
秋「甲羅って亀の一部でしょ? 成長とかするでしょうから、そこんとこどうするんでしょう?」
私「とすると、ひょっとして縫い合わせるとか」
・そう言っている間に摘出手術は無事に終わり、いよいよ甲羅を元に戻す段階へ。否応無しに興味をそそられる私と秋津氏。
・画面が切り替わり、小さなバットの上にあけられる、ゲル状の透明なモノWithクソ真面目のナレーションの声。
「亀の甲羅の接着には、
エポキシという
特殊な樹脂を用いる」
・……私と秋津先生、きっかり1分ほど絶句。
・多分知っていると思うんだけど一応説明しておくと、エポキシ樹脂というのは、塗料や接着剤、絶縁などに使われる、今の日本じゃとてもありふれたもの。プラモデルかフィギュアでも作った事があればかならず聞いた事はある、はず。
・呆然としている二人をよそに、
大手術は無事成功、喜ぶ医者や看護婦を映像に、さっきのクソ真面目なナレーターが「尊い命は救われた」ウンヌンと。
「エポキシを特殊とかもったいぶって紹介するなぁ!」
「尊いペットの命は1/144量産型ザクプラモ(315円)と等価値ですかい」
「筋肉と甲羅を接着剤で貼り付けて、それで本当に大丈夫なのかっ!?」
…とかなんとかツッコむべき所だったのでしょうが、なんというか、テレビの中を含んだその場の空気というやつもあったんでしょう。ただ呆然としながら、秋津先生はマクドに向かいましたとさ。