●天皇賞(秋)
ダイワメジャーが優勝。コスモバルクは4着。それにしてもコスモバルクはわざわざ回りくどい制度でレースに挑戦してくるのか。賞金という面から言えば中央に移籍するなりして自由にレースを使えば、変なステップレースを叩くこともなく、適距離のレースにでて効率よく賞金を稼げるというものなのだが。どうせダートはそんなに得意でもなく、道営競馬にもほとんどでてこないわけだし。一応、香港でのG1勝ちはあるものの、種牡馬としてそんなに人気が出るとも思えないし…。
それから、1800mのGIIでは最強馬と思われるバランスオブゲームが調教中に故障して競走能力喪失のため引退というのはちょっと悲しかった。GIIでの最強っぷりと、いまひとつGIへの届かなさっぷりが非常にいい味を出していた馬だっただけに、おそらく現役最後のシーズンになるであろう今秋の動向が(勝たないにしても)楽しみであったのだが。
●高校履修単位偽装
いわゆるゆとり教育ではなかった自分達の頃には考えもつかなかったが、H2以降の世界史必修化+日本史・地理のどちらか必修化、さらには学校5日制の導入で自称進学校が受験のために履修偽装を行ったということらしい。調べてみたら、私の母校も偽装してやんの(苦笑)。
高校が大学受験のためだけにあるというなら話は別だが、そうでないのなら安易な「徳政令」は出すべきではなかろう。所詮、国公立の受験が終わってから3月末までの間に集中的に授業を行えばいいだけの話。これまで受験勉強の為とやらの理由でサボった単位を受験と関係無くなった期間に取り戻すまでの事だ。
それにしても、センター試験で9割取るレベルまで学習せよとは言わないが、受験に関係ないからといって世界史を履修せずして高校を卒業しようなどという輩が出てくるとは、一般教養のレベルとして非常に不安を覚えるのは私だけか。
この分だと現代社会(か倫理・政経どちらかが現課程において必修)すら受験に関係ないからやっていないところもありそうだ。つくづく自分が「ゆとり教育」を受けない世代に生まれたことの運の良さについて感謝せぬわけにはいくまい。