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なんだかまだまだ出てきそうなんだがこの産地偽装とか、その度にブランド力で勝負しているスーパーや食堂etc.が「うちは○○産は一切使用していません、△△産を使用しております」みたいな形で弁明する広告を掲げているのがなんともはや。先日のウナギも、売れ残った中国産ウナギをかかえて大弱りだったところに悪魔が囁いた、みたいな構図らしい。多分これからも起こるんだろう、この産地偽装とやらは。
・ 農業関係で有名な大泉○貫センセのブログでは
こんなことが書かれてた。原○造センセもどこかの講演会で話をされていたが、消費者の意識と生産者の意識の生産物に対するズレが主因にもなってるのかなーと適当に考えてみる。
・ 今後、こーゆーブランド詐欺を農水省(あとは厚生労働省と経済産業省)が全部取り締まり、かつ防止策を掲げられるのかな、とも思うがどうか。傾向として政府は今後縮小する。経済団体は雇用形態も含めて規制緩和をしろとハッパをかけまくっている。消費者庁なんてのができるらしいがどれだけ力を持てるかは未知数だ(多分弱い、に1000円かけようかと思う)。
・ 自分のことを書くのが日記なので書くが、学生時代から食にはあまりこだわらないし、メイドインチャイナは個人的に嫌いだというだけで輸入モノだろうが在来モノだろうがこだわらない筈だったが、最近妙に気にし始めている。もちろん私は最初から食事に安全・安心など求めていない。中央アジアに行く前も、行った後も、栄養バランスそのものには気を配るが、食物そのものの安全性など最初から期待していない。将来は気にするかもしれないが今はそれほど自分が可愛いとは思わないし、ぶっちゃけ考えるのもメンドクサイ。使っている農薬や化学肥料の安全性などどだい専門家の言葉を借りなきゃハイともイイエとも言えない(←これは農水省官僚も同じだが)。つまりどっかの少佐の台詞を借りればこうなる、
ありがたいことにこの食品の安全と安心は日本国政府が保障してくれるという訳だ。
よろしい。
ならば私も問おう、この国の安全と安心は、一体どこの誰が保障してくれるのだね?
ただその上で、結局は不正があった時に中国やEUと日本とでは文句の言い易さ、通り易さが段違いという、それだけのなんだか情けない理由で自分は国産の方がいいなーと思うのだがな。今日もスーパーに出かけて、どんな豆を使っているのかはわからんがとにかく「国産」と書かれている豆を使っている納豆と、アメリカ合衆国産の有機大豆(有機JASマーク入り)を使った納豆とでは前者を選んだなー。
・ 一人暮らしの生産性のロクにねぇ消費者がこういうことを考えているのだが、こーゆー話ってどれくらい生産者に伝わってるんだろうね、いやさ、実際生産者はどれだけ消費者に自分の境遇とか話してるんだろうね。自分の農地にいつ県道や都市計画が来るのかテグスネ引いて待ってるエセ農家がはびこる現在、農業の方がもーかるという構図はできないものかとも思うが一消費者のやれることなんてこんなもんだ。