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先週行ったのだけど、盆休みで実家に帰ってたからこんなに間が空いてしまった。
・ あれだけ急傾斜な山の木を鉱山開発用に全部切って、亜硫酸ガスと土壌流出で草一本生えないよーになったというのはよーくわかった。そしてそこに緑を甦らせるために、肥料木としてハリエンジュを導入し、あとから遷移も手伝って本命の木が、と目論んだのもよーくわかった。
・ しかし昔の人の見通しは甘かった、ハリエンジュがそうカンタンに倒れるわけがない。緑がいっぱいとか自画自賛してるがほぼ全てハリエンジュ。ケッサクだ。
・ ことわっておくが、別に昔の緑化事業に携わった方々を馬鹿にしているわけではない。科学なんぞ失敗と失敗の歴史なのだ。自分が馬鹿にしているのは、そもそもが市場の失敗で税金を大量投入している上に現状はハリエンジュだらけでどれだけいい評価をしても「途中」としか言えないのにあちこちの解説板にあるのは緑化事業に対する自画自賛ってことで。
・ あれを地元の人はどう捉えているんだろうか、緑が戻ってきていいことだとか思っているんだろうか、法面緑化植物としても有用性よりもむしろ有害性が指摘されている植物なだけに、この先心配。
・ しかし確か税金が投入されていたよーな気もするし、夕張もそうだったが、元炭鉱って微妙な方向に前向きな観光地が多いなぁ、
「日本のグランドキャニオン 松木渓谷」ってどんだけ前向きなんだよ。