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土地収用とか朝日新聞とか、大変だなぁ。どっちかってーと朝日新聞の件に関してはこれまでもあった通り「すんませんっしたーwww」と流してほしいのだけど、橋下知事。
・ イモ畑の件はニュースで見た限りでは結構ショッキングな映像以外のナニモノでもないな。ただ新聞やテレビでの限りでは情報源は起承転結の転か結しか出てないので、行政に対する不信感とそれ以上に上手く切り取ったもんだマスコミというアレげな印象しか受けないのがなんともはや。アレはなんつか、判断の仕様がない。
・ 土地収用にいたるまで地権者と行政の折衝はあっただろうがそこに土地利用者(幼稚園)は存在したのかとか、行政の補償は単にカネだけ地権者に渡して終わりだったのかそれとも具体的な土地を示せたのかとか、な。世の中には現実に「ごね得」というものは存在するわけで(もちろんその逆の「強引な行政権力」もある)、ニュースで見る限りでは判断の仕様がない。
・ ここがまとまってて読みやすかった、
保育園のイモ畑を潰した大阪府は本当に鬼畜なのか? マスコミ批判はさておき、情報の少なさは意図的かそれとも新聞屋の体質上の問題か。
・ たくさんの法律に基づいて収用はなされるが、その法律は万全でも万能でもない。だから理不尽だと思えば抵抗はすべきだとは思う。でも、そこんとこが置き去りにされてそれこそ劇場ちっくに転や結の部分だけ見せられても、その前はどーなってんだってことになるんじゃないかと。映画だってまともな額払えば起承転結全部見せてくれるぞ、いや第一部で終わった映画や漫画はいくらでもあるけどさ。
・ 都市計画の計画策定の段階は住民は蚊帳の外はおかしいだろって判決が出たのがついこの前だったかな。戦略的アセスメントの重要性が指摘されたのも昨年できた第三次生物多様性国家戦略、しかし法制度上はまだ制定されていない。どこにイモ畑を作り、どこに道路を通すか、計画策定の段階から色々物申せるようになる時代は来ると思う。ただ、その頃には計画は立てられても実効性を裏打ちするカネがまるでない時代かも、かもかも。
・ と、土地収用によりマジで道路がブッ通りそうな関東の都市林のニュースを見ながら思ったんだな。いやー、大阪の方があまりにイヤンな映像に、誰か調停できる人間いなかったのかなーと思わざるを得なくって…ここで橋下知事が丸山弁護士辺りを派遣よーせいしたらそれこそ立派なドラマなんだけど。