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TPPについてうだうだ考えるヒマはないがヒマを作る。例えば帰り道の自転車の上とか。マクロ・ミクロレベルでのプラス・マイナスはあるのは当然として、10年くらい猶予期間があるとしても今ひとつ見えない予測できない。自分がそれなりに頼りにしている大学のセンセが、正に老いたな(オイタな?)父上としか言いようのない鎖国論を振りかざすのに失望してみたり、かといって推進論のかなり暴虐な論理にヒいてみたり。
いちおー今の仕事やってる身から言えば、国内で制度疲労を起こしており、もはや既得権益が既得権益とは呼び辛くなっているものも含めたそげぶな制度が山ほどあり、改革しようとするとメディアはじめ四方八方から潰される諸制度を改革する有効かつ恐らく唯一の手段としてTPPがあり、それ取り入れると自分の明日のメシはなくなる可能性もあるが取り入れないと10年後は自分の立ってる場所もなくなる可能性大だということかなーと思い始めてきた。
今の日本は貿易拡大により輸出を増やす段階ですらなく、円高を利用して今のうちに農地なり水源地なりを買い漁るくらいしかできないのかなーと思うようになって来た(TPPだと非関税障壁がなくなるのでこの辺スムーズにいく…かな)。
しかし農業と漁業関係者は百万歩引いて反対するのが理解できるのだが、既に関税のカもかかっていない林業関係も反対意見が出ているのはなぜだろーか。こればかりはいくら頭をひねってもわからん、まさか森林組合のおしごとが公共事業と同列に扱われるからか?