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風来坊商店閻魔帳


日記鯖システム管理者からのお知らせ

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  • 日記鯖の仕様変更、不具合対応等については、こちらの記事もご覧ください。

営業予定

詳細おまちください。 

イベント参加予定


委託販売先情報
架空ストアさん 通販充実。井の頭公園付近に実店舗。ごめん最近納品してない精進します。

Pullさん かすみがうら市下稲吉。ここには常時何か置かせてもらっています。

*他にもお声掛けいただいています。精進します(泣笑)いやまじで。



風来坊商店ツイッター 営業予定や今後の野望やご近所トークを炸裂中。

風来坊商店店舗速報 写真ごっそり。


2011/03/11 地震


2011/03/12 ソビエト

起きて縁側に出ると、既にアクティブな隣人さんは色々揃えていた。
発電機や自転車まで購入した模様^^;
知ってる外の情報を教えてもらう。
うーん、なんだか物資不足の某国状態。
隣人からの焼餅の差し入れで朝ごはん。ありがたいことです。

「じゃあ水と電池がないから、調達しに行きましょう」
かなり気楽に出かけていった。
・・・外はそんな気楽な世界じゃなかった。

道路がやばい、店は壊れてる。信号がついてない。
そんな中、車の中から開いていそうな店を探す。
ようやく一軒、シャッターが若干開いている酒屋を見つける。
入り口に近づくと中に向かって人の列が連なっていた。
暗い店内はガラスが散乱して、べたべたした床。
それらは割れた酒瓶とその中身。
列の最後尾に並びつつ、品物をかごに。
多分一時間はいたと思う。なにしろ会計は電卓だから。
この時点で水は手に入らない状態だった。
炭酸水とロックアイスをせしめた。

後は日があるうちに家に戻った。
何しろ暗くなったらなんにも見えないからだ。
家に戻ると大家さんがいた。
被害の状況と今後の話をしてくれた。
「電気が通れば井戸が使えるからそのときは水を分けるよ」
それはまじでおねがいします〜。ありがたや〜。

純水じゃないけど
炭酸水を熱してストーブの上でラーメンを作った。
しのごの言ってられない。
「ランタンの電池、いつなくなるかわかんないですねえ」
確かに。やっぱ電池あったほうがいいな。
ロウソクも正直そんなにいっぱいはない。
明日も違うところに行った方がよさそうだな。

ラジオから聞こえる「落ち着いてください」が
あーほんとまじでそうなんだよなとしみじみさせてくれた。

2011/03/13 さまよってみた

前の晩にガソリン給油所に並んだ。
そこから更に街の様子を見学しつつ
必要なものが買えないか、店を探した。
某ローカルコンビニに寄ると、店長さんが申し訳なさそうに言った。
「ごめんよ、ろくなものがないんだよ。」
店の中を見回したら、私にはいいものが目に入った。
「これはおいくらですか」
「え、それ?」
生鮮品だからと安くしてくれた。
車に戻るとSが呆れた顔をしていた。
「電池を探しに行ってざぼん買う人がいますか。」
だって実に立派な大きさなんだもんさ。
平時でもなかなか出会えないよこのクラスは。

朝縁側に出るともう一方のお隣さんが新聞をくれた。
ついでに外の話を聞かせてくれた。
「電池ないよね」
やっぱそうですか、うにゅう〜。

今日も日中のうちに外を回った。
店の閉まる時間が早いと聞いたからだ。
スーパーに行ってびっくりした、青空市だったから。
レジが使えないからと値段は端数がとてもきれいだった。
ほしいものはみんなおなじ。
でもそれはもうないのでございます。

手に入ったものを街中に住んでいる友達におすそ分けしに行った。
それでびっくりする。
電気あるんだ、このへん。
同じ市内だけど大分違うみたい。
なんだかなあ、と思いつつ家路についたのでした。

そうしてとうとう夜中にランタンの電池が切れた。
ロウソク明かりが頼りに。
そんな状態なのに輪番停電まで来るのかよ。まじで。

深夜に電気が急についた。
・・・でもどうせ輪番なんでしょうよ〜。
若干腐っていた。若干ね。うふふふ。

2011/03/14 トチギ

「電池ないとやばいと思うので出かけましょう」
Sは淡々とそう言った。
その出かけるは、私の想像をちょっと越えていた。
「どこいくの」
「ローカルな内陸。」

一路西へ。
道行く車はけして多くない。
一時間ほど行った西の地域で食料は十分手に入った。
生活用品も。
でもやっぱり電池がない。
それで更に西へ。
通行止めを迂回して、のたのたエコ運転でたどり着いた先は
トチギだった。

たどり着いたとたんに輪番停電に振り回された。
どんどん閉店してくお店。
終わった、と私は思っていた。
でもSはちっともそう思ってないみたいだった。
・・・ていうかこっからがこいつのこわいところ。
「どこ行こうか」
聞いても返事は返ってこない。
完全に電波出てるーー;
ちょっと眠たくなったので、行き先は任せて私は眠った。

目が覚めると見たことない複合施設にいた。
「ここどこ」「むー。」
本人もわからない模様ーー;
奇跡的に電池に出会えた。
本人が希望していたローカルな内陸ってこういうことか。
「人口密度のもんだい〜。」
あーそうですか。で、ここはどうやって見つけたの?
「うーん、みょーんって。帰り道どっちかな〜。」
はいはい地図見ようね。ふー(遠い目)

とりあえずガソリンと食料は少しずつ使ったほうがいいだろうねってことで
翌日以降は家の片付けに集中しようという話になった。
食べ物は食べる順番考えないとなあ・・・
保存食は後回しにしないと。

2011/03/15 ソビエト相変わらず

昨日の電波走行で疲れたSはぐっすりおやすみ。
私そういうわけで単独で外に出てみた。
買いそびれた生活用品を求めて。

げ、あてにしていた店があっちもこっちも閉まっている。
物がないというより建屋の被害がすごくてあけられないというのが現状みたい。
うわあ。でもどうしようかな。
買いだめしたいんじゃなくて、今家にないからほしいんだよな。
あと開いてるところ・・・
地震翌日にしまっていたお店にあえて行ってみた。
ビンゴ。

入場制限があったものの、しばらく並んだら中に入れた。
入ってびっくり。建物の損傷たるもの、そうとう激しかった。
天井がはがれてびよよ〜んと床まで何かが伸びて飛び出てる。
皆さんほしいものはインスタントな何かの模様。
・・・私のほしいものは鬼のように陳列されていた^^;
ずれてるのかねえ、うむう。

保存性の高い食べ物はあちこちのお店で売っているけど
今後生ものはどうなっていくんだろう。
遠くに行っても肉や魚は大分厳しい感じだった。
うーん・・・・。

自宅待機もまた、じれるものがございます。

2011/03/16 そうじそしてツイッター

家の中が嵐が来たような状態。
適当に物を積んでいたりしたから雪崩れてこうなったんだよな。
というわけで、意を決して根源的なところから片付け。
明らかに使わないものははねておいて、新しい活動場所に行ってもらわなくちゃ。

不意にノートパソコンからネットにつながることを思い出した。
そうだLAN差せば、生きてればいけるよな・・・。
で、久しぶりにネットを見た。
おおおおおおおお(・。・)
ツイッター元気じゃーん。
今まで携帯のアプリから簡易版でしか見てなかったので
一部の情報しか目に入っていなかったのだ。
で。ん?なに?北がやばいって?
子供を元気づけたいって?それはあれだ、少し手伝えそう。

「お菓子でいいんですか」
「子供のいるところも回るんだって。あとほれ、ペットボトルに水を汲んで頂戴。」
食料と生活用品と風来坊商店のお菓子の在庫とシュシュを持って
北に物資を支援する団体のところへ。
シュシュはどうかなと思ったんだけど
明るい色味のこれを手首につけるだけでうきうきすると
かつて言ってくれたお客様たちの声を思い出して。
説明したらもって行きましょうと快諾いただけたので
なるべく柄が重ならないように且つ明るめの色のものをチョイス。
三桁単位で生産してあったので多少の二桁はぜんぜん平気(笑)

自分たちに困っていることがないといったら嘘になるけど
色々不通で生きた心地のしなかった数日を知ってるからこそ
未だその状態から明けていない北の同胞の皆さんに
できることがあるならそりゃやるさと思ったわけでございます。

援助する物資についてちょっと調べたりしてみて
援助するにも色々問題があることを知った。
善意が善意じゃなくなるのは本意から遠ざかる。
それは避けたいものだと思いました。

2011/03/17 あきれる(笑)

身内に約一名、呆れるほどのおばかさんがいる。
どうもまともにふつうなことができない。
この震災で、普通にふるまうかまたはおとなしく黙っていてくれれば
身内の評価はダダ下がりすることなく済んだだろう。
だが・・・やってしまったのだ。馬鹿め。

被災地の中では比較的被害が少なめに見える私たちの居住地。
でもクローズアップされないだけで、それなりに困る事は発生している。
声を荒げて文句を言わずに粛々としているだけだ。
それはみんなそうだ。
そこへその馬鹿な身内の使者がとある身内に連絡をつけてきた。
安否確認かと思いきや、いやいやノンノン、予想の斜め下すぎて(笑)

「ガソリン手に入らないでしょう。こちらはコネがあるので安泰よ」
「そちらはどうしているのかしら。大変じゃないのかしら?」
他に言うことはありませんか。
ガソリンよりも大切なものがあるでしょう。
お願いだからください、といわせたいのがよくわかります。
でもね、あなたのそういうところがいやだから
みんな離れていっちゃったんですよ。
それが未だに理解できていないことが、よおおおくわかりましたよ^−^

あなたの家でどんなにガソリンが潤沢だろうと
発電機が元気よく稼動していようと
食料の備蓄がスバラシかろうと
そこから出て行った人達は別にうらやましく思いませんから。
お金でどうにかなるものよりも大事なものがあるんだよ。
あなたには一生わからないだろうけどね。

テレビで安否情報に躍起になったり
再会できて涙を流す皆様を見ていると
お金で買えないものを皆さんお持ちなんだとしみじみする。
私達にはそれがない。
ないからこそ、自分達で作るしかない。

残念だけどその輪にあなたを入れようとは今は思えない。

2011/03/18 最新のトレンディスタイル

ガソリン不足が深刻化する中で
ここいらでは一気に大流行になったスタイルについてお知らせします。
このスタイルを習得できれば、あなたもいっぱしの地元住民。
ナチュラルに井戸端会議の輪に加わって
近隣の開いているお店の在庫状況などのうわさが手に入れられます(おい)

それはずばり、自転車にリュックサック。
これが今最強です。
街場では徒歩が主流のようですが
私どものような郊外居住だと
家と店の距離が相当あるので自転車じゃないと時間が掛かるのです。
自転車で風をきるので
上着はウインドブレーカー的なものがよろしいかと思われます。
それからスカートは不利ですね。
今、乙女アピールは意味がないんです(笑)
ていうかご自分の身がかわいかったらヤメトケ(犯罪的な意味で)。

外の情勢を知るためにSは一日一回、そのスタイルで外に出かけていました。
しかし・・・買って帰ってくるものが若干宇宙です。
「うふふ、これいいでしょう。半額だったんだから!」
贈答用水羊羹セット。
・・・お前私がザボン買ったこと、文句言えまい?
「だって甘いものが食べたかったのですよ。」
ーー;確かに今、物が何でも手に入るわけじゃないからなあ。

そんなのほほんだったSの周囲も活気付いてきました。
所属先が再開に向けて始動したんですな。
そうするとまあ、折衷役の役回りのSには電話がじゃんじゃん。
家にいても仕事しているのと変わらん状況になってきた。

私も来週からはのほほんから多少おさらばだろう。
いまのうちにできることしとかないと。

2011/03/19 物資再び

ツイッターをちょっと注意してみていると
市内で物資を送ろうとしている団体がいくつかあるのがわかった。
というわけでお米とか、防寒着とか、各団体に見合ったものを届ける準備をした。
んで、会社から戻ってきたSと一緒に届けに行った。
文句言わずにそういうときは車を出してくれる。
日頃のめんどくさがりトド状態を知っている私としてはびっくりなのでございますよ。

各団体には各団体の主旨やバックがあったりして
それらの方々が統合することよりも、
今はそれぞれが頑張る方が効率的なのかもしれない。
何気にそう思った。

話が飛びまずが、うちのSがぽぽぽぽーんにやられてしまいました。
あと原発関連の「ハーイ」にもやられてしまいました。
(これはわかる人だけ笑ってください)
これら二つを常に口走るので若干うるさいです。
普通に答えてほしい質問に「ぽぽぽぽーん!」とか返されても
私にはわかりませんよ、あーあー。

2011/03/20 自粛とか、あえてとか。

とある団体から未来に行う予定だったイベントを
不謹慎だという理由で中止するというお知らせをいただいた。
・・・そうかなあ。
むしろ頑張ってやった方がいいと思うんだけど。
大分先のイベントだったので、その決定にびっくり。
そしたらそれより手前、いや間近のあれやこれはどうなんのよ。
そしたらワシントン祭り開催のお知らせが来た。

元より主催がやる気なら参加する気満々でした。
だから開催される通知は非常にうれしかった。
そのときだけでも笑えれば、次の日からまた頑張れる
そう思うからです。
風来坊商店はガラクタ市で参加します。
生活の役に立つものを用意できたらなと考えています。

そういえばKよ、消毒アルコールは手に入りそうなのかい?(業務連絡です)