●「ご教授ください」
などとメールに書かれていると、ムカっとこないだろうか。オレは「こいつ、喧嘩売ってるんか」と読む。
何かを教えて欲しい時には「教えてください」で十分じゃないのか? そのレベルが非常に難しかったり、聞く相手がその分野における世界的権威だとかいうならともかくとして。少なくとも、5年上の社員や取引先の社員に聞くときに使う言葉じゃないだろう。
ちなみにgooで教授を引くとこうなる。
(名)スル
(1)(ア)児童・生徒に知識・技能を与え、そこからさらに知識への興味を呼び起こすこと。
(イ)専門的な学問・技芸を教えること。「国文学を―する」「書道―」
(2)大学などの高等教育機関において、専門の学問・技能を教え、また自らは研究に従事する人の職名。助教授・講師の上位。
ほら、やっぱり。通常においてこれを使うってことは、「あんたの言っていることは高度すぎて非才なるこの私には到底理解できません。あなたの生徒になったつもりでお聞きしますから、どうぞ私に知恵をお与えください大先生様」って言っているわけでしょ。
オレの用例辞典には「過度の謙譲表現は、相手を馬鹿にするときに使用する」と記載されているからして、こういった表現を使うやつはオレに喧嘩を吹っかけてきたと見るね。無意識で使っているなら国語能力ゼロ。