●レース途中で終わる競馬中継
名古屋のJBCクラシックをテレビで見ていたところ珍事発生。
本来なら16時20分に発走して1900mダートだからレース時間は2分ぐらい。それなら楽々16時30分までに馬券の結果発表までいけるのかと思いきや、ナイキアディライト1頭だけが枠入りを思いっきり嫌がる。もうゲートの前で座り込んでしまうぐらいの物凄い枠入り不良。実況も放送時間を気にして焦る中、ついに全馬枠入りをやりなおすことになってしまう。この時点で時間は16時23分。
これから、ナイキアディライトの馬体検査をやって、全馬の枠入りをやってレースが終わるまでを7分(放送時間を考えればもっと短い)でやらねばならないなんて無理。
結局、馬体検査は異常なしで(この時点で枠入り不良で発走除外してもよかった)枠入りやりなおし。全馬枠入終了が16時28分17秒。もうダメだっ!
テレビ中継をそのまま見ていると、1週目の最初のコーナーを回った時点で「レースの途中ですがまもなく放送は終了します。ご了承ください」とのテロップが。そして、その後の直線で「時間がなくなりましたので大変申し訳ありません。名古屋競馬場からこの辺でお別れいたします」という司会の声が入り、ジ・エンド。結局メインレースは序盤だけが放送されて終了してしまったのでした。
まあ、NARのサイトにいけばオンデマンドでそのレース映像は見られるので問題ないですが、なかなかの珍事を目撃したもんです。
昔の地方競馬とかでは馬券を手売りしていたことから時間がかかり、人気レースになると発走時間までに馬券を買えない人が出てくることから発走時間自体を延ばすという策をとったことがあるそうで、競馬中継がレースの最終コーナーを回ったところで時間切れ終了なんてこともあったみたいですが、今回のはレース時間ぎりぎりで中継を組んでしまったことに敗因があるかもしれないです。仮に正常にレースが行われても、審議になったりゴール前の写真判定が長くなったらレース含めて9分以内で全てを終わらせるのはかなりギリギリの線です。そもそも優勝騎手や関係者へのインタビュー、表彰式なんて全く放送できないですからね。
まあ、なかなか面白いものを見たなという感じです。