新マシンのBlu-Ray再生の評価を兼ねて、シャーロック・ホームズを見る。
シャーロック・ホームズと言っても、2009年に制作された方である。ほぼオリジナルと言っても良い。
出来はなかなか悪くない。娯楽作品としちゃ満足行く出来じゃないかと思う。続編も決まっているみたいなので期待である。
さて、不満があるとしたら、今回の作品でワトソン像は書き替えられたが、ホームズ像はそれほど書き替えられたとは思えない。
ワトソンは軍医で、その拳銃はかなり頼りにされている描写がある。マッチョにする必要はないが、強くても問題はない。
問題はホームズである。一旦落ち着いて観察と推理により作戦を立て、その通りに戦いピンチを切り抜けると言う描写がある。
この描写自体が小気味良くてかっこいいのだが、主人公が強くなり過ぎちゃうのか、演出の都合かあんまり使わんのである。
格闘出来るホームズ像を目指し、バリツ=バーリィ・トゥード説を使って他の人間と異質な強さを強調しようとしているが、
やはり主人公が無敵だと面白くないのか、映画に出て来る普通の探偵レベルの強さにしか見えない。
おかげで、大半のシーンで観察と推理が出来なくなる程冷静さを欠いていて、やたらとやられると言う印象になる。ゆえに
どうも彼がホームズです、って言われてもホームズだって思えないんだよねぇ。
ここら辺、次回作ではどう掘り下げてくれるか期待である。
注意)
・こいつはWeb日記だ。
・だからエンターテイメントとしておもしろおかしく書くし、現実の人間や
事件とは「ある程度のフィクション性」を持って脚色される。
・ようするに、リアルで、価値がある情報かどうかは不明と言うことだ。