mixiに書いた日記を転載します。
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夕方から「ファンキー・シーズ」の練習に参加し、「ブラック・マジック・ウーマン」「ライムライト」「太陽がいっぱい」「フィーリング」「夢は夜開く」などをピアノで弾く。
しかし神経症の症状はひどくなる一方で、公安から監視されているのではないか、スパイが身近にいるのではないかとの強い被害妄想に襲われる。そのスパイが、バンドのことも、左翼運動のことも、同性愛のことも私の情報をすべて把握しており、私のことを見張っている、と突然「気付いた」。
これは不安障害(不安神経症)の発作であり、現実にはそんなことありっこない(本当に? 現実は虚構より奇なのかもしれないというのに)。この肩と胸が痛い感じ、そして突然自分を巡る陰謀の真実に「気付く」というありようは、911事件の後初めて体験したあの晩の発作と全く同じありようだ。911事件のとき初めて発作を起こし、NAM解散のときも発作、突然周囲から監視され陰謀の渦中にあるという「妄想」に襲われるというパターンが、同じである。
私は情報をウェブに晒しており、目をつけようと思えばいくらでも目をつけることができる。私が同性と性交渉の経験があるとか、メンヘラーであるとか、市民運動をしているとか、実家でバンドをしているとかいう情報を得るのは容易である。私の名前で検索を掛ければいいのだから。公安が、私のことを調査しスパイに仕立て上げるために、身近なところに工作員を送り込んで監視をしているというのも、ありえない話ではない。(しかしそういったことが「現実」に起こり得るとも到底思えないのであるが)。
陰謀に包囲されているかもしれないのでは(それが「現実」であるか「妄想」であるかは誰も知らないのだが)、どうしていいかわからない。私はとりあえず薬を飲んで寝ることにした。対症療法だが、それしかない。妄想に駆られたときに、例えばホームページを消し続けるなど、行動に出ると、ろくなことをしないからである。
ところで今日は日中はマイミクのアヤジーニャさんが参加したアルバム「Triumph of Guitar Murderer」を聴いていた。2回、3回と聴く。ロックは全く分からないし、聴いたことがない私だが、聴き返すうちに良さが分かってきた気がする。とはいえ、はっきりと批評的な言葉にすることもできないのだが。
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言葉にしてしまうと荒唐無稽なんだけど、確信の感情は強いもので、めくるめくような不安の発作が襲ってくる。全てがつながっていたことが「腑に落ちる」という、経験した人しかわからない体験。連鎖が妄想であるかどうか、監視が実際にあるのかどうかは最後まで不明。
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mixiでも、勤め先がどこかだけは書いてないのは、インターネットのセキュリティを心配してのこと。職場にいろいろ、私が左翼だとかオカマだとかばらされたら(上司も右翼だし)クビになりかねないと思って、職場だけはプロフィール欄にアップしていない。とはいえ、名前で検索したらすぐ引っ掛かるから、職場関係者がmixiやり始めたら困る。密告されたら一巻の終わりです。そんなことにはならないと祈りたいところ。でも危険。
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この不安の切迫感は本人にしか分からないところ。周囲の人は何言ってるんだろうってな感じでみるんだろうな。私ごときを監視する意味があるのかなど、「現実検討」とやらをやってみようとも思うのだが、なかなか不安は取れない。
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今日、アヤジーニャさんが勧めてくれたお祓いを初めてやってみた。不安感が払拭するまで続けてみようと思う。何か唐突に不安に駆られることの多い今日この頃。薬はきちんと飲んでいるんだけれどなー
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今日みたいに不安発作を起こすと自分が「きちがい」なんだなーって思う。「きちがいの手に刃物を取り戻せ」だ。山田花子がいっていた「存在不安症」というのが私はよく分かる気がする。私は統合失調症ではないから分かるというのは違うかもしれないが、存在そのものが不安であるというのはよく分かる。生きていること自体が不安だ。こんな気持ちはなったことがない人は分からないだろうと思う。
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薬のおかげで大分落ち着いた。公安から見張られているという被害妄想を抱くようになったのは、NAMという左翼運動に参加していたせいもあるけれど、特に911以降反戦運動を始めてからその妄想に襲われる頻度が高くなった。現実にはそんなはずはないと思うのだけれど…はて、どうなのだろうか。
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ついさっきまで普通に話していた普通の人が《ばけもの》になってしまうというこの変貌の不安体験については体験した人しか分からないものがある。