金曜日の晩、あかねに向かう。10時半頃に着いて、究極さん、BrownSugarさん、キヨスケさんなどとお話しする。南尚さんとはジャズの趣味が合うことを発見。南尚さんは『モントルー・アフター・グロウ』をLPで所有しているのだという。羨ましいかぎりである。『キアスマ』は、AMAZONで注文したので、届くのが楽しみ。
その後、早稲田で古本屋をやっているHさんのドミトリーに宿泊。
土曜の朝は10時頃起き出してあかねの大掃除に向かうが、定刻少し過ぎて行っても誰もこない。さんだーさんに電話してひまわりML(あかね関係のML)に状況を流してもらおうか、このまま5時間誰も来なかったらどうしようと公衆電話に向かいかけたとき、丁度究極さんがやってきた。店内のコップ、食材等を外に運び出す作業は究極さんとふたりでやることに。物を運び出し、バルサンを焚く。
ドアの所から逃げのびてくるゴキブリを潰しながら、2時間半ほど時間が過ぎるのを待っていると、鉄砲水さん、オコジョさん、∞+∞=∞さん、陽平さんがやってくる。運び出した物を運び入れる作業は何人もでやったのではかどったが、洗い物をしないといけなかったり、賞味期限切れの食材を捨てねばならなかったりと、時間が掛かる。結局スタッフ会議が始まったのは5時少し前だったと思う。さんだーさんがいらしていた。
人数も少なかったし、話し合う議題も多くは出されず、簡単な確認をしておしまい。発泡酒を飲み、∞+∞=∞さんの作ったネパール風カレーを食べ、帰路に着く。今日のあかね当番はイワタさん。介助に入っているらしい障がい者のかたが車椅子であかねに来店。
電車内ではUAの『SUN』と『空の小屋』を聴いたが、あまり良いと思えなかった。金曜深夜にはあかねで坂田明『赤とんぼ』も聴いたが、こちらもあまり良いとは思えなかった。あかね大掃除のときに∞+∞=∞さんが掛けたギル・エヴァンス・オーケストラの「ストレート・ノー・チェイサー」の演奏が格好良かった。電車内行き帰りはカフカの『城』を読み、金曜土曜で第8章くらいまで読めた。だが、あまり面白くない。向いていないのだろうか。カフカは短篇などはとても面白く読んだ記憶があるのだが、それに『判決』『アメリカ』も面白く読んだ覚えがあるのだが、『城』はどうも入っていきづらい。私はギュンター・グラスの『ブリキの太鼓』を苦手にしていて、これまで何度か挑戦しては挫折しているのだが、カフカの『城』もこうした何度挑戦しても読めない本になってしまうのだろうか。
あかねで、待ち時間に、山本夜羽音さん(
http://d.hatena.ne.jp/johanne/)の漫画を少し読み、しっかりした構成があるなと感じる。以前にも読んでそう感じた。それに対して『NHKにようこそ』(
http://www.boiledeggs.com/nhk/nhkinfo.html)のほうは、恣意的な展開にありがちな設定と、厭なものを感じた。悪い意味で「漫画的」な作品だと感じた。しかし1巻を半ばほどまで読んだだけなので、はっきりとは断言できないが。
私は今日は、究極さんと障害年金の話などもしたのではあるが、自分が本当にこころ系なのか、詐病、甘えではないかというくらいに感じた。できないと思い込んでいた活字を追うことも少しだけだけれどもできたし、電車内では少しパニックになったけれど、パニック発作やヒステリーも起こさなかった。ヒステリーは、他人が見ているところでだけ起きるものであるというけれど、では他人が見ていないところでだけ起こる症状はヒステリーなのか否か。病気なのかどうか、自分で自分に疑いを抱く。病気でないとしたら、それはそれで救いのないことだとも思う。病気でないとしたら、いつか「治癒」の日が来るというのを諦めないといけないからだ。
それと、書き忘れるところだったが、私はあかねに集る若い人たちに違和感を持っている。どことは言えないが、彼らの元気さについていけないものを感じるのだ。私は年を取ってしまったのだとしみじみ思う。もう二十代ではない、滅茶苦茶やって時を費やしていられたあの頃には戻れないのだ、と強く思う。
あかねにてゴキブリ潰す日々過ぎて私の心も晴れてきたかも
ゴキブリを潰し続けて数時間今日のあかねは若者集う
病いこそわが人生の指針でも本当はただ甘えなだけかも
ゴキブリを潰して心晴れてきて病気からも抜け出したかも