◆
今日の仕事の帰り、午後9時前だったのだが、歩道にロープが落ちていた。…いや、その、ロープにしては太さがまちまちだし、何よりも明らかにヘビっぽい動きをしているんですがって
本当にヘビですがな! 体長は1m以上もあるシマヘビがなぜこんな都会のど真ん中に!? 躊躇はしたものの傍のマンションの脇に入ろうとしたので慌ててとっ捕まえ、事務所と警察に連絡。あ、傍らで警察に電話してくれたあんちゃん、ありがとう。近くに動物病院も…ないわけじゃないけど閉まってるだろうししょーがなかった。
先に来た事務所のヘビ屋さん(仮名)も驚いていた。「なんでこんな都会にこんなに大きいシマヘビがいるの!?」「ペットショップから逃げ出したとか」「シマヘビは売り物にならんよ」「一体何食べればこんなに大きくなるんでしょうね」
・あとでヘビ屋さんに聞いたのだが、シマヘビは毒はないものの相当気性が荒く、咬まれることもよくあるとか。いやぁ、まさか藤岡弘探検隊ごっこを東京23区でやるとは思わなかった。ここで隊長に叱責される所ですな。
・ヘビは持ってきてくれたゴミ袋に入れる。空気穴というわけにはいかなかったが、袋の口はゆるめにしておく。ヘビって後退もできたのかぁ、ちぃ覚えた(何を今更)。
・そして警察登場。「えーと、どこで見つけたの?」「×××ホテルの前です」「名前は?」「ますたぁ(仮名)です」「住所は」「京都市左京区追分町(仮地)です」。…いえ、その質問はいいんですけどねぇ、質問をする前に
私の右手のシマヘビが入った袋を受け取ってもらえませんか。
・話を進めていくうちに、やはり犬や猫はともかくヘビを置いておける場所がなく、飼い主が見つからなければほぼ数日待たずしてガス室送りになるという。殺すにはあまりにもったいない大きさなので、ヘビ屋さんが引き取り手がなければ引き取るという。そんなことが果たして可能なのかやりとりを聞いていたが、どうも可能らしい。この辺りで飼えそうな場所ってあったかなぁ。
・しかしあのヘビ、一体どこで何を食って生きてたんだろう? 東京のど真ん中だし、シマヘビだし、誰かが飼っていたとはとても思えないのだが。それとも東京故に、クマネズミの類がいっぱいいたりして餌には困らなかったのかも。