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という話が今日MOEとMETIであったので聞いてきた。どういう話かというと、最近中国や台湾、東南アジアの経済成長が著しい中で、リサイクルを始めとした廃棄物の処理が不適切におこなわれていて各地で環境破壊が起こっているという現状をふまえ、中国や東南アジアはリサイクルの法体制が整っていないことを考えても、中国から東南アジアまでを
大東○共栄圏東アジア循環共同体としてとらえ、パートナーとして制度を整えていきましょうやと提言するもの。来月にG8だの世界各国が集まってゴミ行政について考える会合があり、その中で提言するらしい。でもってそれの案作り。こちらは黙って聞いていただけなのだが(傍聴だから当たり前だ)、今もらってきた骨子案を読む限りでは、えーと、その、なんだ、
何このセリエターンA。
・そもそも、日本のゴミ行政(一廃・産廃両方)がお世辞にもうまくいっているとは言えない中で、一体何を提案しようってハラなのかと。確かにリサイクル関連法は6つか7つほどあるがそいつが循環型社会の形成推進にどれだけ貢献してるかっていうとかなり疑問だし。あと20年30年先を考えると温暖化対策だの最終処分場の確保だの今稼動してる焼却炉の解体と新設だのってどうするつもりなのかと。せめてン十年後先の目標ぐらい提言するくらいはしろと。…まぁ環境基本計画以上の事は言えないだろうからこの程度なのだろうが。
・とはいっても、揃っている委員のセンセー方の話や顔ぶれを見聞きしていると、日本の最先端の技術の粋を集めたダイオキシンの出ない焼却場や最終処分場を○DAやJI○Aの事業として途上国各国に作りたいんだろーなーとか、希少金属をはじめとした廃棄物の資源を少しでも自分の所に多く確保できるようなルールを作りたいんだろーなーとか物事の善悪はともかくそういう思いが見え隠れどころかって面も。この先特に希少金属資源は確保が厳しくなりそーだしなぁ。
・というわけで、色々とオトナの事情と環境問題がからみあっているお話でしたとさ。あ、ちなみに「東アジア循環共同体」ってのはネタでもなんでもないです。