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ただひたすらに鹿児島県某島内を駆け回り、鳥。なお、某所とは言うが下記の種名からほとんど特定できてしまいそうなのだが、まぁそれは気にしないで欲しい。
・森の中では日中にルリカケス、リュウキュウアカショウビン、リュウキュウサンコウチョウ、アカヒゲ、ズアカアオバト、カラスバト確認。早朝と夜にオオトラツグミ、リュウキュウコノハズク、アマミヤマシギ、そしてアマミクロウサギ確認。
・ルリカケスは行動原理がカケスなので結構わかりやすいし、リュウキュウアカショウビンは車でそれらしい林道を流していればまず会える(但し絶対同行者必要)。
・リュウキュウサンコウチョウはカラ類と混群を作っていたのが驚き。本州じゃあ深山の鳥だってーのにここだとヤマガラ、メジロ、シジュウカラ、サンショウクイと混群を作っているんだもんなー。しかもまだ8月だというのに。
・アカヒゲは時期が悪かった。5月ぐらいがベストなんだろうな。カラスバトもお会いできたのは一度だけ。
・オオトラツグミは正味4回ほど。200分の4だから大した確率である(←この「200」が何を示すかは、推して知るべし)。アマミクロウサギは鳴き声のみとゆーのも合わせて4回ほど。リュウキュウコノハズクは何度も会えたがほとんどが子どもだった。きゅいきゅい鳴くのが大変可愛い。
・平地の田んぼでは固有種ではないがヒクイナ、ヒバリシギ、畑ではミフウズラ、リュウキュウツミを確認。ミフウズラも中々出てきてくれなくて探し回った覚えが。
・その他河口や干潟、街中で、リュウキュウツバメ、チュウシャクシギ、ソリハシシギ、ヒメアマツバメ、サルハマシギ、ツルシギ等等が初見。通過地点なだけに、シギチがよー勉強になる。
・アジサシを一羽も見ることができず、シロハラクイナもヨシゴイも見られなかったのはちょっち無念だが、固有種はほぼ全てげとしたのが嬉しい。ガイドの力は偉大。こればかりは多少金を払ってでも雇った方がいいと思う。
・上記のガイドの件は本当。特に自然観察の森だとかポイントがわかっている所は別にしても、オオトラツグミやアマミクロウサギといった夜行性(又は早朝)の生物はガイド抜きではまず無理と見る。奄美はレンタカーでは林道入れないし、それをクリアできても飛行機代のクソ高さのリスクを考えれば、場所だけ教えてもらって一人で行くよりも絶対にガイド付きの方がいいと見た。
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島の北半分がメインで延々と車で回っていたが、通りの並びがどこかしら昨年行った夕張に似ているかなと思うのは私だけか。いや、さすがに活気とかそういう所は比べるべくもねぇが、ここに公園は必要かしらとか、このセンスはねえょとか、ずらりと並ぶ土建会社とか重機とか。
・あと、止まった所近くの繁華街が大変な賑わいなのが驚いた。市民性とでもいうのかそれともバブルで潤っているのかなんなのか。流しのタクシーがアリの行列のように繁華街を流す様がなんだかばぶりぃ。一方で小中学校には朝食が作られているという話も聞いてこんな所でも子どもは朝食抜くのかヨと愕然とした。