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COP10と並び、にわかに世間様を騒がせるTPP。TTPは違うな、これじゃ○る○る○ったんか。で、TPPなんだが有体に言うと多国間の貿易協定であって、FTAやEPAが二国間であったのに対し、TPPはアジア太平洋諸国を対象とした多国間での貿易協定。原則、関税撤廃100%。今まではニュージーランドとか4カ国だけだったが、今年になってアメリカ合衆国とオーストラリアが入って交渉にはいりたいと言い出し、韓国や中国もそれじゃあとか言い出しているご様子。で、日本はどうかというのが最近のお話。
・ まず自分のために覚書だが、どうもこの協定、関税を撤廃するというだけでなく、各種公共サービス等の制度をグローバル化する協定でもあるっぽい。国民新党の誰かさんが強硬に反対しているのは、同協定の交渉にあたり郵政関連もメリケンからチャチャが来ることが予測されるかららしい(要は、小泉内閣の時に来た注文がまた来るということで)。またこの先は未定だが、例えば建築材に関しては日本は満たすべき要件のレベルがべらぼうに高いらしく、海外の同業種が参入する上での壁になっているとか。…耐震性にうるさいからこれは仕方ないと思うんだが、保険やサービスにも海外からの注文が併せて来るだろうってことは予測されている。
・ その上で農業分野については、農業団体が生産額が4兆円以上減るとか、食料自給率が14%になるとか言って強靭に反対している…というのが現状。
・ 普通に考えるとTTPを検討すらしないってーのはあり得ないだろうし、郵政民営化だって(一応)筋の通った理屈で行おうとしたわけだし、農業については参加しなくったって20年くらいでそれっくらい減るだろうって思うし、参加したほうがいいんじゃないかと思うんだが。どーせメリケンだって砂糖たら乳製品たらのアキレス腱抱えたまま参加するはずだし、