のんびり、コーヒー用具の手入れ
コーヒー用具の手入れをする…そう、これが俺のネル布最大の効果っ。
私がコーヒーの再入門をする羽目になった直火式エスプレッソは、洗剤で洗っちゃいかん
と言う掟がある為に、しょっちゅう洗わなくて良いのである…と言う大嘘をつけて器具の
掃除を怠るのを、ネル布が防いでくれるのである。凄いぞネル布。
と、言う訳で半年の一辺の割合でやっている器具の徹底清掃、普段は洗剤は使わない派な
のだが、この時とばかりに洗剤で汚れを落とした後に、水洗い!水洗い!水洗い!
その後は、洗剤で落ちてしまった馴染んだコーヒーを戻す為に、コーヒーがぶ呑み。
…もう少しで良いから頭を使いなさい>俺。
ちゃんとメモ:
マキネッタはアルミ等の金属で出来ているので、洗剤で洗ってしまうことで、ポットに馴染
んだコーヒーを落としてしまうのは問題だとよく言われますが、もう一つ理由があるのはと
思ってます。
エスプレッソを作る割には単純な仕組みのマキネッタですが、それでも水で流せない部分
が多々あります。ここに洗剤が残ります。普通なら洗えない部分に洗剤が残ろうが気になら
ないのでしょうが、エスプレッソでは抽出時にはこれらの場所にお湯が1.5気圧で巡ります。
一番説明しやすい例がポット上部にはエスプレッソが吹き出してくる管ですかね。
洗剤を使って洗うと、ここに洗剤入りの水が残ったりするんですね。
全開抽出した際の呑み残しのコーヒーと、洗剤入りの水、どっちが味に影響するのか…試験
をするのはあまりに気持ちが悪いので、洗剤の方を悪者としましょう。
と言う訳で、私は、使用後に温度が下がってから、ポット上部を逆さまにして蛇口から水で
流し込み洗浄、戦場後すぐには組み立てず、キッチンシンクで水を切っておいています。
これだけだと気持ちが悪いでしょうが、その代わりといってはなんですが、マキネッタは
石灰除去の為に定期的(3ヶ月〜半年位?)に酢を入れて洗浄することになっています。
日本では、ヨーロッパに比べて水の中の石灰分が少ないので、欧米程神経質にやらなくて
も良いと言う意見もありますが、ポットの洗浄だと割り切って、この回数を増やしてみて
はどうでしょうか?
やり方は簡単、手間はかかりますがね。
水タンクに最大水量の水を入れ、そこに小さじ一杯の酢を入れて火にかけます。後は普段、
エスプレッソを作るのと同じ要領です。
その後は、酢の匂いがしなくなるまで、酢ではなく水で同じ事を繰り返します。
ちなみに、私は電気式エスプレッソなので、この作業が大した手間じゃなかったりします。
無責任だなぁ、俺。
うわぉ!(全盛期の志村けんの如く叫んで爆死)
掃除後のEMK-2Jと言う電気式直火エスプレッソで呑んで見る。
酢を使うついでに、洗剤でも洗浄&流水洗浄&湯通し…日記を書きながらとは言え、それ
なりの手まであった。
さて、掃除後の味は、洗浄前の味に比べると濃厚さが無い…ただの濃いめのコーヒー…
一体全体、俺が気に入っているいつもの味の、何割が染み込んだ味なんでしょうねぇ!?
染み込んだ味を味わうと言うとかっこいいけど、こびりついて酸化した油成分も含む訳で…
まぁ、難しい話はおいておいて、しばらくは使ってやらなきゃなーっと思う。