深夜迄パソコン立ち上げ弄ぶその手つきこそ堕落のしるし
メールにてかつての友に問い掛ける闘ふ日々の意味は何処(いずこ)と
薬では誤魔化しきれぬ頽廃を表情に出し佇んでゐる
肌も荒れ心も荒れて深夜迄パソコン向かふ吾の愚かさ
有難い持つべきものは友達と改めて思ふ転機に際し
職場では小馬鹿にされて黙り込む吾が無能さに腹が立つてる
一晩で雑な原稿書き上げてやはり駄目だと諦めてゐる
「金土日と自宅一階スペースでライヴ活動を始めることになったので、金曜日のバイト時間帯を3時ー7時にしてください。」
と上司に言った。それは了承を得たのだが、ライヴ活動の詳細について説明を求められ、説明したら、
「それでは駄目だ、商売にならない、やるならもっと本気で、市から低利で金を借りるとかしてやらないと。金を取ってやる以上、遊びじゃないんだから。」
と言われた。
上司の発案で、上司(二人)が私の自宅一階店舗部分を見にくることになった。そして実際に来たのだが、応対した母親が親馬鹿ぶりを発揮してしまって…。
高校では一番だったとか、テレビにも出たことがあるとか、滔々と息子(私)の自慢話を続けて止まらない。結局夜の11時近くまで、数時間も、母親の独演会に近い場になってしまった。
明日からバイトに行くのも恥ずかしい。あぁ、自宅に上司を連れていった私が馬鹿だった。
大学院がどうの、過去がどうのという母親の話は聞いている私のほうが辛い。今の私は、現状維持で精一杯のメンヘラーに過ぎないから。
親馬鹿に子馬鹿が続き一家皆馬鹿ばかりにて救いやうがない
職場から上司が家を訪れて応対せしが親馬鹿に泣く
親馬鹿を治す薬はなかりけり吾が母親も「母親病」なり
起業をば夢見てゐたるメンヘラー親の夢想に付き合つただけ
人生も夢想のうちに過ぎ去れば吾が願ひには「死」があるのみ
死にたいと思つて仕舞ふ何故ならば母の夢想に呑み込まれたから
生きるのが厭になつたと本心を告げる相手も今はなきなり
過去は過去変へられぬのは分かるけど吾が人生は歪になりし
親馬鹿を笑つてみても仕方無い吾が人生は親の付属物
他人(ひと)の夢生きる辛さが分かるかな吾が生涯は無に等しき
母子共に馬鹿と云はれる資格あり過去の栄光持ち出しをれば
現在の吾が生活はメンヘラー過去の栄光却つて重荷
フリーター所詮腰掛け使い捨てされど吾には精一杯なり