転送・転載歓迎
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まるごと☆リンダちゃん #4
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■ご挨拶
こんにちは。通称リンダです。暑い毎日が続きますが、皆様お元気ですか。私は、実
家のカラオケ教室のチラシ撒きなどをしながら日々を過ごしています。体調など崩し
ませんようご自愛ください。
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■今週の芸音音楽アカデミー
ファンキー・シーズのライヴは土曜日(29日)の7時からです。よろしく!
芸音音楽アカデミー
http://geion.e-city.tv/
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■愉しいデモをソウゾウしよう! プレカリアート・「共謀」・パーティ @あかね
4月30日の、不安定な生を強いられる人達=プレカリアートのデモは、警察権力の
弾圧によって潰された。しかし今、またかれら=私達が声を挙げようとしている。8
月5日(土)、14:30、総評会館。
http://sounddemo.nobody.jp/
警察は何を恐れているのか? 街頭、路上で私達が挙げるささやかな声が、そんなに
も怖いのか? フランスの例を見れば分かるように、不安定さを強いられる人達が世
界中で立ち上がり、声を挙げている。そして、勝利している。警察当局は、連帯の世
界大の広がり、自由と生存を希求する思いの急速な伝播をこそ押し潰そうとしたに違
いない。つまり、恐怖や不安といった、ネガティブな感情を利用して、私達の生を押
し潰し、自由を奪おうとしたのだ。それに対して、明確にNOと言おう、というのが、
私達が提案している8月5日のデモ→集会の主旨である。
今回、反弾圧及び不安定な生きづらい人達の交流と連帯の一環として、デモ→集会の
直前の8月2日(水)、夜9時から、早稲田にあるフリースペース「あかね」で小集
会を持ちたい。集会では、救援連絡センターの『救援ノート』を読みながら、反弾圧
について考えることにしたい。多くの非正規雇用・不安定層の当事者の方、また関心
をお持ちの方のご参加をお願いしたい。
救援連絡センター
http://kyuen.ld.infoseek.co.jp/
●8/2(水)21:00-23:00
●場所:交流イベントスペースあかね
(地下鉄東西線早稲田駅下車、徒歩3分)
http://akane.e-city.tv/
03−5292−1877
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■私のQueer体験
性(欲)の目覚めは早いほうだったと思います。幼少年時(小学生くらい)から、性
的な幻想や想像に耽ることが多かったように記憶しています。ただ、その頃は、異性
(女性)の身体には全く興味がありませんでした。私が興奮し惹かれたのは、暴力小
説や漫画などの拷問等の残虐シーンでした。子どもの頃の愛読書は、残酷な場面が沢
山出てくる、平井和正の『狼男』シリーズや大藪春彦、西村寿行等々でした。私は主
に同性に振るわれる、性的な暴力に対して興奮を覚える子どもだったのです。そのこ
とについて、中学生の頃は、将来犯罪者になるのではと我がことながら不安を感じて
いました。
小学生の頃、小説を書いていたのですが、それにも残虐シーンが登場していました。
それを母親に見つけられ、音楽教室の生徒さん(婦人警察官でした)などの前で朗読
されたことはとても恥ずかしい思い出です。「そして彼はその黒人のペニスを切り…」
などといった文章を読み上げられたのです。
中学生の頃、精通がありました。それで自慰を覚えたのですが、自慰の時に異性を想
像すれば良いのか同性を想像すれば良いのか迷っていました。でも、同性を想像する
ことのほうが多かったと思います。当時の私は、同じクラスや隣のクラスの可愛い男
の子に恋をしていましたが、それを打ち明ける勇気がありませんでした。
高校に進んで、やはり男の子に恋をしましたが、これも打ち明けられませんでした。
その頃、『宝島』か何かのゲイ文化特集を買って、何度も読み返し、関連するものを
夢中になって調べたということがあったと思います。ジュネやバロウズに出会ったの
もこの頃でした。特にバロウズの『おかま』(ペヨトル工房)は寂寥感漂う良い作品
だと思いました。
大学に入った年、大きな変化がありました。高校の後輩の女の子と付き合い、性交渉
を持つようになったのです。これは最初は偶然からの出会いでしたが、短い間ではあ
れ、私は本当に幸せな日々を過ごしました。我儘な私に付き合ってくれたその女性に
は本当に感謝しています。とはいえ、半年も持たずにその関係を解消し、私は、どう
していいか分からなくなりました。それで、自分が同性愛者なのかどうか知りたいと
思い、当時「府中の家裁判」などで有名だったOCCUR(動くゲイとレズビアンの会)
に参加してみることにしました。
OCCURでは合宿などにも積極的に参加し、人間関係と自己肯定を得ることができたの
かもしれません。しかし、そこで同性の恋人を見つける、といったことはできません
でした。私は主に、英語からの翻訳(下訳)の仕事をボランティアで請け負い、キー
ス・ヴィンセント、風間孝、河口和也といった人達と共に当時はまだ黎明期にあった
レズビアン・ゲイ・スタディーズの言説の輸入の一端を担いました。バトラーやベル
サーニ等々といった人達の名前はそこで知りました。
とはいえ、私が求めていたのは同性愛の「経験」、そして自分が同性愛者かどうか知
ることでした。それで、私は『バディ』などのゲイ雑誌を買って、その文通欄に投稿
し、他のゲイと会ってみることにしました。
最初に会ったのは、かなり年長の、トラックの運転手でした。その人が私の同性との
初体験の相手でした。セックスはなかなか難しく、ぎこちないものでしたが、とにか
く性体験をしたいと思っていたので、すぐにセックスすることにしました。その人と
は2回会ったのですが、その後嫌悪感に襲われ、以降会うのを断わるようになりまし
た。その人から再会を求める長文の手紙を貰ったのに、無視したことを覚えています
が、今から思えばセックスするしないは別にして返事を書いておけば良かったな、と
思います。
その後、ノイローゼ気味になって、OCCURを突発的に辞めてしまい、同性愛者との関
わりはなくなりました。雑誌やネットなどで会ったり性関係を持つということはあっ
たのですが、持続する関係性を築くことはできませんでした。
よく覚えているのは、私が大学院生だった頃のことですが、まさに私の理想とするよ
うなタイプの男の子に会った時のことです。雑誌の文通欄で知り合った人です。その
男の子は、私に暗にお金を要求したのです。私は支払いませんでしたが、すると彼の
態度は冷淡でした。自分はたくさんのおじさんとセックスしてきたから、ちょっとや
そっとのことでは感じない、ということを自慢げに言い、私のキスが下手だと言いま
した。
その男の子とも、その後会うことはありませんでした。せめて連絡先だけでもメモし
ておけば良かったな、と思います。その後私が好みのタイプの男の子と出会うことは
ありませんでした。
それから私は、柄谷行人らが始めた社会運動NAMに入ったのですが、そこで意外な方
と出会いました。南定四郎さんです。南さんのことは、知っている方は知っていると
思いますが、日本の同性愛者運動の先駆者的な存在です。以前、パレードをめぐって
ひびのまことさんらと揉めた際、一方の当事者として立ち現れた方です。南さんは、
運動そのものに批判的・懐疑的で、非アイデンティティの立場に移行していました。
その南さんには、同性愛学講座というのをやっていただきました。内容は戦前・戦後
の同性愛者の生/性のありよう、といったことだったと記憶しています。
NAMが潰れてから、私は、ひびのまことさんと連絡を取り合うようになり、「ひっぴ
い♪♪スペシャル」という催しを東京でやりました。「ひっぴい♪♪スペシャル」は
2年間続きました。私はそこで、社会運動の原則など、いろいろなことを学びました。
ひびのさんとの付き合いのなかで、私は性的指向/志向/嗜好と政治的志向/嗜好とを
どう折り合わせていけばいいか、などのことを考えるようになりました。nutty
queer associationistと名乗っているのは、その結果です。nutty=「精神病」、
queer=性的少数者、associaionist=非暴力的なアナーキストという3つの次元を同
時に追求するという意味で、それを考え出しました。
私は、最初に失業してから約1年間、早稲田の「あかね」でスタッフをしていました
が、その時は女装して「リンダちゃん」と名乗っていました。運動界隈の人は私を
「リンダちゃん」として認知してくださる方も多いと思います。その後、抑鬱・不安
が昂進して、一時「リンダちゃん」を封印していましたが、最近、また「リンダちゃ
ん」を解き放ったところです。女装はしませんが、性的(に限らず、生の様式に関わ
る)諸々の自由を追求し押し広げて行く、という立場性を鮮明にするために、「
Queer Linda」と名乗っています。
現在、私はアナーキズムに近い立場で思想的・政治的活動・表現を行っています。ア
ナーキズムという言葉をどういう意味で用いているかというと、「神もなく主人もな
く」という標語に言い表されているように、紛争などを何らかの超越的な権威や主人
に頼って解決するのではなく、自分達自身で内在的に解決していこう、という志向の
意味で用いています。利害や主張の相違、主義主張の多様性や差異性や複数性を活動
の前提として、齟齬と不一致を実り豊かなものと考え、活動していきたい、という意
味もあります(この点では私はひびのさんから影響を受けています)。また、ドゥル
ーズ=ガタリなどを長年学んだ経緯から、固定・凝固したアイデンティティや属性や
役割を根拠とする運動ではなく、生/性の多数多様性や豊かさや創造性、可変性、自
由、選択といったものを目指す運動をしていきたいと思っています。これもひびのさ
んから影響されたことですが、性的指向/志向/嗜好や性自認などが先天的に決定され
ており変更不可能というのは、経験に照らす限り誤りだ、ということです。現実に人
は変わり得るし、その潜在的な可能性を前提とすべきだと思うのです。
実際、私も変わりました。子どもの頃は女性と付き合うことなど考えられませんでし
たが、大学生の頃には女性と付き合っていたし、現在はバイセクシュアルだと自分の
ことを考えています。また、現在は男性という規定性からそれほど逃れようとしてい
ませんが、一時はMtXトランスジェンダーを名乗っていました。現在も性別に関して
は「模索中(Questioning)」です。
参考:
OCCUR
http://www.occur.or.jp/
barairo.net
http://www.barairo.net/
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■「進歩青年ネットワーク・ぴねっと」でお話しします
mixiで誘っていただいて、29日土曜日の午後2時より、池袋で、「進歩青年ネットワ
ーク・ぴねっと」の集まりでプレカリアートやフリーター労組の運動などについてお
話しします。mixiをご覧になれる方は以下をご覧ください。
http://mixi.jp/view_event.pl?id=8800226&comm_id=164478
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■今日のお言葉
同性愛の方が異性愛よりも興味深いものであることには客観的証拠があるのです。異
性愛者の中には同性愛者になりたいと願う者が大勢いるのに対し、本気で異性愛者に
なりたいと願う同性愛者はごく少数にすぎません。それはちょうど東ドイツから西ド
イツに移るようなものです。われわれには一人の女性を愛することもできるし、ひょ
っとしたら青年を相手にする以上に女性と激しい関係を結ぶこともできますが、しか
し異性愛者になりたいとは決して思わないでしょうね。
ミシェル・フーコー
(『ミシェル・フーコー思考集成IX』、p48)
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まるごと☆リンダちゃん
編集:リンダちゃん(攝津正)
aaf77610@pop17.odn.ne.jp
http://sapporo.cool.ne.jp/hommelets/
http://geion.e-city.tv/