ふとしたことで後楽園遊園地に招待されてしまった （このことは駄文9に出ています）わしは、 予定通り9/15に後楽園遊園地に出撃したのだ（本当は、わしが招待されたわけではないのだが）。

＜ヒーローショー＞
　後楽園遊園地といえば、これですよ、これ。 これでなくて一体何が後楽園遊園地の目玉なのでありましょうか。
　というわけで、早速ヒーローショーのレポート。
　現地に到着したのが11:45頃だったけど、 ヒーローショーの公演は1回目が12:00からで、 2回目が15:00から（1日2回らしい）。
「丁度いい時間だから，見てみようか」
　などと言って、特撮者でも何でもない相棒を誘う。 ここで、 「おねんが言うとったけど、 ヒーローがジェットコースターに乗って現れるわ、 火薬使いまくるわで、 お子様向けだと言って侮れない代物らしいよ。 実際に見たわけじゃないらしいけど」
　てな具合にさらにプッシュ。
「じゃあ、見てみようか」
　ということに。
　さてこれが。本当にすごかったのだ。 噂通り、オーレッドはジェットコースターに乗って現れるし、 そればかりか、ジェットコースターから ステージ上の戦闘員に向かって発砲してくれたのだ。 当然、火薬使用。
　その後、コースターが視界から消えたと思うと、 いきなりステージ後方からオーレッドが…。 そう、オーレッドは実はテレポートができたのだ。
「コースターに乗って来たヒーローは 一体どうやってステージに上がるのか不思議でしょうがなくて、 もしかして、コースターからジャンプして ステージに飛び降りるんじゃないかと思っていたけど、 長年の謎が解けた」（おねん・談）
　そして、客席にまで乱入してきていた戦闘員どもを 打ち倒すのだ。
　ところで、二大帝国の連中は、客席のくそ…じゃない、 子供をさらってくれるものかと期待していたのだが、 さらってくれなかった。 春でないと駄目なのかなぁ。（ぉぃぉぃ）
　で、ストーリーはというと、バラノイアの古いマシン獣が 「スクラップにされてたまるか」と帝国に反乱。 それを見たオーレンジャーが一緒にバラノイアと闘うが、 実はそれはジャマールと手を組んだバラノイアの罠だった。 古マシン獣（実はジャマール幹部・名前失念）に裏切られ、 オーレンジャーがピンチに陥ったところに、 何の脈絡もなく現れるビーファイター。 その後は8人それぞれステージをフルに駆使して アクションを披露。 なんと、ロボ戦まで見せてくれた （ここは、さすがにチャチだったが）。 そして後半、今度はビーファイターがピンチになり、 それを救うオーレンジャー。 最後は、「我ら，Wヒーロー！」とポーズを決め、 「Wヒーロービーム」で二大帝国を撃破！　でも、 テレビに話が続くように、 幹部連中はしっかり逃げ帰っていくのでありました。
　それにしてもこれ、単純に舞台演劇として見ても、 見ごたえ十分、ハイレベルざんす。 大人でも楽しめますぜ。とにかく一番驚いたのは、 BGM・台詞・効果音が始めから録音済みの テープたれ流し（と思われる）状態なのに、 技のヒット音どころか、吹っ飛んで倒れる音までが ピッタリ一致している動作の正確さ。 以前、港南台島屋屋上プレイランドでバイトしながら見ていた、 安っぽいヒーローショー（ちなみにジェットマンだった）とは まるで別物ざんす。しかし、雨天中止なのもうなずけるなぁ。 一瞬でも滑ってタイミングがずれたら、 台無しになるもんなぁ。
　ただ、コースターからの発砲以外、 飛び道具を使ってくれなかったのは残念。 いつインプットマグナムを使うかと期待していたのに。 あと、ビーム系の技がやはり情けなかった （特撮使えないもんなぁ）。 相手に向かって念を送るようなポーズをして 「何とかビーム！」とか言うと、 くらった方がよろめいたりもがいたりするのだ。 ちょっとタケちゃんマンのノリだったぞ。
　まぁ、なんだかんだ言っても、 やはりヒーローショーは重要だ。 最終的に「今日は何が一番面白かった？」と相棒に聞いたら、 「うーん、ヒーローショーかなぁ」 とか言っていたくらいだし。
　そういうわけで、後楽園遊園地に行く時は、 土・日・祝日を狙うべし。 地方在住の方も、在京の折には 是非一度観覧することを勧めますぞ。
　なお、握手会はあったのかどうか不明。 下敷きはどうやら、小学生以下でないと貰えないようだ。

＜レインボー＞
　花やしきで言うところのニューヨーク。 大きい分、周期が長いため、ニューヨークよりも楽。 ビッグエッグが邪魔で、眺めは悪い。

＜ラブ・エクスプレス＞
　一見すると、ただの横回転系の どうってことのない乗り物だが、短周期の上下動と、 途中から覆い被さる不透明のフードがポイント。
　前後のゴンドラの様子がわかりにくいため、 フードが被さると、おそらく「おさわりプレイ」に 適した状況になってしまうのだ。(*^^*)
　上下動により脳細胞を攪拌する効果もあって、 相手をヘロヘロにできることうけあい（かも知れない）。
　さらに、各ゴンドラは大人3人が乗れる大きさなのに、 なぜか定員は大人2名になっていたりする（子供は3名）。
　いやあ、「ラブ・エクスプレス」というネーミングは 実に意味深なのでありました。 ちなみに、職場では「ラブラブチェアー」の愛称で 親しまれていることを付記しておく。
　ところでこれ、フードが被さる時は じわじわと被さっていくのに対し、 開く時には一気にぶわっと開く。 いちゃいちゃに熱中していて フードが開いたのに気が付かなかったり、 いきなり開いて焦っていたりしているのは いないかと観察してみたが（笑）、 見当たらなかった。

＜3Dなんとか＞
　正式名称失念。
　ホログラフによる3D映像の展示。 視点により違う内容になる映像が多数あり、 なかなか面白い。
　特別企画らしく、特別料金300円をとられた。

＜大観覧車＞
　名前ほど大きくもない。 わしがコスモクロックを見慣れているからかも知らんが。
　どちらにしろ、ビッグエッグが邪魔で、眺めはよくない。 デート相手の顔を見ていても、 「折角の景色がもったいない」とか言われる心配はないだろう。 言われてしまった場合は観念すべし。
　ところで、ショーの合間に乗ると、 ステージ上のギミックの整備をする戦闘員 （本当に、戦闘員スタイルのままでやっている）や、 ポーズの練習をするヒーロー（こっちは変身前（笑））を 見ることができる。

＜ジェットコースター＞
　行程は結構長いが、上下、左右の動きとも それほど激しくなく、初心者向け。 わしが今まで乗ったコースターの中でも、一番難度が低い。
　実はこれ、ヒーローショーの客席の視界に入っている間は、 割りと低速でかつ、おだやかな走行をするように レールが設計されている。 ひょっとして、ヒーローショーで用いることを 始めから前提として設計されているのか? ヒーローショー、あなどれじ。
　ただ、ビッグエッグが邪魔で眺めは悪い。

＜楳図かずおのお化け屋敷＞
　お化け屋敷としてはまずまずの出来。 井戸から出てくるお化けの二段攻撃がわりと印象的。
　最後の出し物は「楳図かずお代表作イラスト集」（本当）。

＜スカイフラワー＞
　後楽園遊園地のアトラクションの中では、 おそらく最も高くまで上昇する。
　上昇、下降とも高速エレベータ程度の速さ。 パラシュート降下でふんわり着地するため、 むしろエレベータ以上に穏やかな乗り物といえる。
　高所恐怖性向きではないが、 決して絶叫マシンの類には入らない。
　あと、ビッグエッグが邪魔で、眺めは悪い。

＜ウルトラツイスターとかいうやつ＞
　正式名称失念。
　スカイフラワーと同様に、JR水道橋駅から確認できる。
　相棒が回転系に弱く、一人で乗るのもつまらんので、 結局乗らなかった。
　聞いた話では、最初の垂直上昇が一番不安になるが、 発進後は、最初の急降下がわりとスリリング。 でもすぐ水平に。 ローリングは見た目ほど怖くない、とのこと。
　R-360をやりこんだわしとしては、 ローリングが別に怖くないということは想像がつく。

　というわけで、今回はここまで。
　他にも乗っていないアトラクションが結構あるっす （相棒が回転系に弱く嫌がったので、 回転系のアトラクションにはほとんど乗っていないのだ）。
　続編「ジオポリス&ビデオゲーム編」に乞う御期待。